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超キケン! 年末年始の家の中に潜む見逃しがちな誤飲・誤食スポット3選

大勢集まる年末年始こそ、家庭内の環境を見直そう!

家族や親せきが集まり、来客が増える年末年始は、愛犬への注意がついおろそかになりがち。
そのため、ちょっとした隙に愛犬に誤食させてしまう可能性も!
実際この時期は、誤飲・誤食で動物病院に担ぎ込まれるペットが少なくないようです。
家の中の、どんな場所やどんなシーンが危険なのか、あらかじめチェックしておきましょう。

年末年始は、意外な場所に危険が!

↑上は、年末年始の家庭内の一部を描いたイラストですが、この中に愛犬に誤飲・誤食させてしまうかもしれない危険スポットが潜んでいます。
どこに潜んでいるか、わかりますか?

Ⓐ「焼き豚やハムのひも」→腸にからまりやすいひもは超キケン

お歳暮などでいただくことが多いハムや焼き豚。これらを巻いている「ひも」は、誤食するととくに危険!
飲み込んだひもが腸にからまった状態で、腸で蠕動運動が行われると、腸の内側がひもでこすられ、小さな穴が無数にあく場合があるのです。
ハムや焼き豚は、それそのものだけでなく、周囲のひもも、犬が届く場所に決して置かないようにしましょう。

Ⓑ「かにやえびの殻」→甲殻類の殻は口の中を傷つけやすい

かにやえびなど甲殻類の殻は、硬いだけでなくとがっているので、誤食すると犬の口内を傷つけるおそれが。
消化不良を起こすことも考えられます。
これらは、ゴミ箱に捨てっぱなしにしたり、鍋に入れたまま床に放置したりしないよう気をつけましょう。
↑もしゴミ箱に捨てるのなら、犬が開けられないフタつきのゴミ箱にするなど対策を。

Ⓒ「鶏の骨」→鶏の骨は縦に裂けるため消化管などに刺さりやすい

鶏の骨は縦に裂けてとがるため、消化管などに刺さると大変危険です。
とくに家で調理した鶏の骨は、充分加熱されず消化管を傷つけるおそれも。
「犬だから骨を与えても平気」などと決して思わないで!
上記のかにやえびの殻と同様、鶏の骨もゴミ箱に捨てっぱなしにしたり、犬が届くところに放置したりせず、きちんと処分してくださいね。
もちろん、おすそわけも厳禁です。

誤食を防ぐために、「与えないで」と来客に伝えておこう

愛犬の誤食トラブルで、意外と見落としがちなのが、来客からのおすそわけや来客の食べ残し。
事前に飼い主さんから、「フード以外は与えないようにしつけているので」など来客に伝えておくと、来客も気をつかわず、スマートに対応できます。

また、来客の食べ残しなどがテーブルに置いてあると、隙を見て犬がそれを誤食したり、食べこぼしたものが床に落ちていると拾い食いさせてしまう可能性も。
来客中、愛犬の行動に気を配るのが難しいような場合には、ハウスに入れておくといいかもしれません。
↑ふだんから、来客時は犬をハウスに入れるように習慣づけておくと、年末年始の各シーンでも役立ちます。誤食だけでなく、イタズラなどのトラブルも防ぎやすくなりますよ。


いかがでしたか?
愛犬の誤飲・誤食は飼い主さんが防げる事故です。
あらかじめ、どんなところに危険が潜んでいるか頭に入れておくことが、事故予防の第一歩になりますよ!


参考/「いぬのきもち」2017年1月号『キケン!誤食リスクMAP』(監修:ドン・ペット・クリニック院長 重田洋一先生)
イラスト/なとみみわ
文/h.taco
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