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犬の成長に必須の「たんぱく質」。とりすぎ&不足の危険性とは?【栄養知識】

【栄養知識】犬の成長に必須の「たんぱく質」 とりすぎ&不足の危険性とは?

たんぱく質は、犬の元気な体をつくるもとになる重要な栄養素。

犬の体は、りりしい筋肉、丈夫な骨、つやのある毛や皮膚、たくましい内臓、血液などからできていますが、これらすべての材料になっているのが「たんぱく質」なのです。

犬が生きていくために不可欠なたんぱく質。不足するのもよくないですが、とりすぎも体に悪影響に……。

この記事では、たんぱく質の特徴と摂取の仕方、不足&とりすぎによる体への影響について、くわしく解説します!

たんぱく質は犬の成長期にとくに大事な栄養素

まずは、たんぱく質の特徴について見ていきましょう。
たんぱく質は「動物性」と「植物性」に分かれますが、もともと肉食の犬は、動物性たんぱく質を消化しやすい体になっています。

たんぱく質は、成長期の犬にはとくに重要な栄養素だということを知っていますか?
成長期は筋肉などの組織をつくるので、成犬の4倍もの量が必要といわれています。

そのため、子犬用のドッグフードにはたんぱく質が多く含まれているのです。

たんぱく質を多く含む食品は?

たんぱく質を多く含んでいる食品には、次のようなものがあります。

豆腐・卵・豚肉・ささ身(鶏肉)・魚・カッテージチーズ

トッピングや手作りフードで使用するときは、加熱などに十分注意して! そして、愛犬の体調に合わせて与えましょう。

体内で合成できない「必須アミノ酸」が動物性たんぱく質に含まれている!

たんぱく質について、もう少しくわしく見ていきましょう。たんぱく質を構成しているのは、アミノ酸です。
そのなかでも、体内で合成できないものは「必須アミノ酸」と呼ばれています。

犬に必要な必須アミノ酸は10種類で、これらは動物性たんぱく質に含まれているのです。
犬の成長に欠かせないたんぱく質ですが、とりすぎも不足もよくありません。その理由を見ていきましょう!

たんぱく質のとりすぎに注意→腎臓や肝臓に負担増!

たんぱく質を多くとりすぎると、消化できないエネルギーが体内で余ってしまい、太る可能性があります。

また、たんぱく質を多くとると、それだけ体外へ出そうとするはたらきが激しくなるので、腎臓や肝臓などに負担がかかり、内臓の病気になるリスクが高くなります。

たんぱく質が足りない→体のすべてに影響が!

たんぱく質が不足すると、体のすべてに影響が出ます。
子犬の場合は成長が 不十分になりますし、成犬の場合では抜け毛が多くなったり、体が機能できなくなったりします。

病気を防ぐ免疫抗体も減るので、病気を引き起こしやすくなってしまうのです。
愛犬にごはんを与えるとき、たんぱく質にどのような役割があるのかを知っていると、あげすぎたり、不足したりするのを防ぐことにもつながります。

知識として、ぜひ覚えておいてくださいね!
出典/「いぬのきもち」2016年9月号『ベストなバランスを知って、健康栄養に役立てて 愛犬のための栄養素入門』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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