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【愛犬チェックリスト付】犬の「がん」どんな病気?症状は?

みなさんは、犬の「がん」についてどれだけ知っていますか? 獣医学の発達によって犬の平均寿命が延びたこともあり、「がん」になる犬も増えてきました。
「がん」と聞くと、必ず命を落とす怖い病気のように思われる方もいるかもしれませんが、飼い主さんが正しい知識をもっていれば、「がん」の進行を抑えることに役立ちますし、早期に発見すれば完全に治せることもあります。
全てを一度に覚えるのは難しいので、まずは基本から学んで、愛犬の健康維持に役立ててみてはかがでしょうか?
※掲載している犬の写真はイメージです。病気とは関係ありません。

知っておきたい「がん」の基礎知識

「がん」は、突然変異によって正常な働きを失った細胞(「がん」細胞)が、過剰に増殖を繰り返すことで起こる病気です。正常な細胞がなんらかの原因で傷つくと、突然変異が起こるといわれています。実は、「がん」細胞は、健康な犬の体内でも毎日発生しています。通常は免疫によって「がん」細胞が消されているのですが、免疫の働きが衰えると、「がん」になるリスクが高まるのです。
粘膜肉腫という鼻の「がん」になったトイプードル
写真提供/池尻大橋ペットクリニック院長 遠藤美紀先生
「がん」は、皮膚・骨・脂肪・筋肉・神経など、さまざまな部位で発生することがあります。犬は、違和感や痛みを言葉で伝えられないので、人よりも発見が遅れやすい傾向があります。早期発見が肝心なので、日ごろから愛犬の様子を観察しておくと、ささいな異変にも気づきやすくなるでしょう。

どんな犬が「がん」になるの?

※掲載している犬の写真はイメージです。病気とは関係ありません。
愛犬の体の状態や生活環境から、「がん」リスクがどれくらいあるのか、ある程度知ることができます。下のリストを見ながら、当てはまるかどうかチェックしてみましょう。当てはまる数が多いほど、「がん」のリスクが高い状態と言われています。気になる症状などがあれば、動物病院で診察を受けてください。

  • 7才以上である

  • もともと被毛の色が白い

  • 避妊・去勢手術をしていない

  • 家族の中に喫煙者がいる

  • スキンシップが少ない

  • 最近、体重が落ちた

  • 太りぎみである

  • フケが多く体をよくかく

  • 毛並みにツヤがない

  • 舌や歯ぐきが白っぽい

  • 呼吸が荒い

  • セキをする

  • くしゃみ・鼻水が多い

  • 目ヤニが多い・涙やけしている

  • おなかが腫れている

  • 体臭が強い

  • 口臭が強い

  • 吐くことが多い

  • 下痢しがちだ

  • 睡眠不足だと思う

  • オシッコに勢いがない

  • オシッコの量・回数が多すぎる

  • ウンチが細くなるなど、形が変わってきた

  • ゴハンやおやつの好き嫌いをするようになった

  • 散歩に行きたがらない

  • 散歩中に座り込むなど疲れやすい

  • おもちゃ遊びをしなくなった


いかがでしたか? 「がん」はどんな犬でもなりうる病気です。当てはまる項目があり、不安があれば動物病院を受診することをおすすめします。いざというときのため、正しい知識を備えておきましょう。

参考/「いぬのきもち」2018年6月号『知っておきたい犬の「がん」』(監修:池尻大橋ペットクリニック院長 遠藤美紀先生)
文/UTAにゃん
※記事内のチェック表では「がん」のリスクを含め、愛犬の健康管理において重要となる項目を取り上げています。このチェック表にある項目を日頃から観察しておき、ひとつでも何か気になる症状があれば、すぐに動物病院を受診してください。
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