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「愛犬の性格が変わった」と感じるタイミングは6回 理由を解説!

「愛犬の性格が変わった」と感じるタイミングは6回 理由を解説!

飼い主さんの中には、「若いころと比べて、愛犬の性格が変わったと思う」と感じる人もいるようですね。
2016年3月に実施した「いぬのきもち作り隊」モニターアンケート(115人回答)でも、約半数の飼い主さんが「変わったと思う」と実感しているとわかりました。

この記事では、犬の性格が変わったと思う理由について、くわしく解説します!

犬の体の変化に伴い、「性格が変わったかも」と感じるタイミングは6回ある

東京・世田谷のしつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表の西川文二先生によると、元の性格が大きく変わることはないとのこと。

犬は年をとるに従って学習と経験が増えることで、行動や反応の仕方が変わることがあります。また、年をとって老化が始まり感覚機能が衰えて、気持ちや行動が変わることも。
このように、学習や老化などが原因で犬の性格が「変わったように見える」のです。

愛犬の性格が変わったかもしれないと思うタイミングは、6回あるとされています。犬と人の年齢を比較して、その理由を見ていきましょう!

4カ月齢前後:社会化期が終わると、好奇心より警戒心が強まる

犬の4カ月齢前後は、人の年齢に換算すると約8~10才。生後4カ月齢ごろまでは、ほかの人や犬、人間社会に慣れさせることに適している「社会化期」にあたります。

社会化期が終わるこの時期から、好奇心より警戒心が徐々に上回るため、「臆病な面」が出てくることも。

7カ月齢前後:第二次性徴期を迎え、今までと違う行動をとる

犬の7カ月齢前後は、人の年齢に換算すると14才前後で、「第二次性徴期」にあたります。この時期になると体が大きく力も強くなり、性成熟を迎えます。

同時に、飼い主さんが「オスワリ」と言ってもしなくなるなど、今まで受け入れていたことを拒否したり、試しに違う行動をとったりすることも。

約1~1才半:学習の積み重ねにより少し落ち着きが出る

犬の約1~1才半は、人の年齢に換算すると20才前後。犬の1才は、人が成人を迎えるころと考えてください。

この時期になるといろいろなことがわかってきて、興味の赴くままに動いてイタズラをするようなことが減るため、とくに成長の早い小型犬は落ち着きが出るワンちゃんも。

約3才:肉体の発達のピークを迎え、折り返し地点

犬の約3才は、人の年齢に換算すると30才前後。犬も人も、この時期になると肉体の発達のピークを迎えます。

発達期間は体を動かしたい欲求が強いですが、ピークを迎えると欲求が弱まるため、小型犬も大型犬も落ち着きが出たように感じられることが多いです。

約6~7才:まだまだ元気だが、代謝が落ち始める

犬の約6〜7才は、人の年齢に換算すると40才前後。学習と経験が豊富で体力もありますが、代謝が落ち始めることから活発さがなくなったり、遊びが減ったりするワンちゃんもいます。

約9~10才:老化による感覚機能の衰えが出始める

犬の約9〜10才は、人の年齢に換算すると60才前後。人でいう定年の時期ですね。
この年齢になると感覚機能に衰えが出始め、被毛の色が薄くなったり、眼球が白くなったりと、老化が始まります。

感覚機能が衰えると不安感が増すため、怖がりや神経質になるワンちゃんも。

このように、愛犬の性格が変わったように思うのは、学習や老化による体の変化が大きく関係しているといえるのです。

【豆知識】ほめるしつけをしないと、子犬~成犬は元の性格が悪化しやすい!

学習と経験を積むと、怖がりだったコがフレンドリーになったり、興奮しにくくなったり、性格がよいほうに変わることもあります。ただし、それは子犬の時期に「ほめるしつけ」をした場合。

しつけ自体をしなかったり、叱ったりしていると、元の困った性格が悪化することにもあるので、飼い主さんは気をつけてあげてくださいね!

出典/「いぬのきもち」2016年7月号『これって年齢のせい? それともほかに理由が? 「愛犬の性格が変わった!?」にアドバイス』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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