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犬って実はこんなにスゴイ動物! 犬の身体能力の“秘密”に迫る
愛犬の身体能力の高さに、驚かされたことのある飼い主さんも多いでしょう。そこで今回は、犬の高い身体能力に隠された秘密や豆知識をご紹介します。犬の身体能力には個体差や犬種による違いもありますが、犬ってやっぱり“スゴイ動物”なんですよ。さっそく見ていきましょう!
犬の高い「ジャンプ力」の秘密は、後ろ足にある

犬のジャンプ力は非常にすぐれていて、高跳びの最高記録は3.4m、幅跳びはなんと9.14mだそうです。このジャンプ力のカギは、後ろ足。犬の後ろ足は伸ばすと前足よりもずっと長く、太ももには大きな筋肉がついています。
犬が高く遠くに飛ぶことができるのは、ジャンプするときにこの後ろ足を曲げて急に伸ばすことによって、強力な“筋肉のバネ”を使っているからなのです。
犬の車並みの「走力」は、野生時代に培われたもの

犬の走るスピードの記録は、楕円形のトラックコースの平均時速で60.7km、なんと直線ではさらに速く、時速80kmに達するといわれています。
このような犬の走力は、走る獲物を追いかけて狩りをしていた野生時代に培われたもの。走る人を追いかけたり、動くおもちゃに興奮したりするのも、その名残といえるでしょう。
犬の並外れた「持久力」は、大きな心臓や肺が関係している

犬は走るのが速いだけではなく、高いスタミナを持ち合わせた“長距離ランナー”でもあります。
野生時代の犬は獲物を捕まえるために、一晩中でも時速20~30kmという驚きの速さで、逃げる獲物を追いかけることもありました。そのため、犬の心臓や肺は大きく肺活量が豊かで、持久力にもすぐれているのです。
犬の驚きの「身体機能」は、足の爪と毛が支えている

犬の足の爪と足の裏の毛には、滑り止めや寒さよけの機能があるため、犬は氷や雪の上でも速く、そして長く走ることができます。
ちなみに、北極地方の犬は約7cmもの分厚いオーバーコートとアンダーコートに覆われているため寒さに強く、なんと-140℃でも耐えられるといわれているのですよ。
犬の身体能力はやっぱりスゴイ!

ほかにも、犬が走っている最中に急に曲がっても転ばないのには、負荷がかかっても動じない強靭な足首と、スパイクのように地面をつかむことができる爪、バランスをとる三半規管の働きが関係しているなど、その高い身体能力にはさまざまな秘密があるのです。
このように、あらためて犬の身体能力について知ると、驚かされてしまうことばかりですね!
参考/「いぬのきもち」2016年4月号『驚きの能力を徹底解剖!犬ってやっぱりココがスゴイ!!』(監修:哺乳類学者 川崎市環境影響評価審議会委員 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※今回ご紹介したような能力には個体差があり、すべての犬種に当てはまるものではありません。
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