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「オアズケ」は犬にはよくなかった! やりがちだけど実はNGな犬の食事の与え方

皆さんは、愛犬にフードやおやつを与えるとき、どんな風に与えていますか? よかれと思ってやっている与え方が、実はわんちゃんの体の不調や問題行動の原因になることもあります。
せっかく愛犬のことを考えているのに、逆効果になってしまう“フード・おやつの与え方”を3つ紹介しますので、皆さんの与え方をチェックしてみましょう。

ゴハンの前の「マテ」はかえって待てなくなる!?

愛犬にゴハンを与えるときに「マテ」をさせている方も多いと思います。ですが、長い時間の「マテ」は「オアズケ」になってしまいます。「オアズケ」をすると、愛犬を「やっと食べられる。早く食べなきゃ!」という気持ちにさせてしまうかもしれません……。
ガツガツと早食いをさせる習慣を作ってしまうだけでなく、胃拡張や胃捻転という胃の病気につながることもあります。ほかにも、食べ物や食器に執着させてしまい、ゴハンを食べられない気持ちから攻撃的な態度になってしまう恐れもあります。

愛犬がゴハンのとき、長く待たせる必要はありません。ゴハンが用意できたら「オスワリ」をさせて、できたらさっと与えるのがいい与え方です。

犬は3時のおやつでは喜ばない⁉

「そろそろ、お腹が減っただろうから」などと考えて、わんちゃんに3時のおやつを与えている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか? しかし、わんちゃんは人のように「3時だからおやつを食べたい」とは思いません。

人と同じ感覚でおやつを与えていると、太るだけでなく、肝心なゴハンを食べなくなってしまうことがあります。また、おねだりグセがついてしまい、3時になるたびに「チョーダイ」と言わんばかりにワンワンと吠えてしまうことにも……。

おやつを与える場合は、愛犬の一日の摂取カロリー量の1割くらいまでにし、与えた分のゴハンを減らすのがよい与え方です。

煮干しを毎日与えるとかえって成長を妨げる⁉

愛犬の骨の健康を考え、煮干しを毎日与えて「骨太に育ってほしい」「カルシウムが豊富な食べ物を愛犬に与えたい」と思っている飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、カルシウムを過剰摂取すると、かえって骨の成長を阻害してしまうことがあります。たまに少量を与える程度なら問題ないですが、毎日与えるのは避けた方がいいでしょう。愛犬の成長に必要な栄養は、愛犬の年齢に合ったフードを適量与えていれば充分です。

いかがでしたか? 
今回紹介したフードやおやつの与え方以外にも、やり方が合っているか不安と感じたときは、かかりつけの獣医師や専門家に相談するものおすすめです。正しいフードやおやつの与え方を知って、愛犬の健康維持に役立ててくださいね。

参考/「いぬのきもち」2016年8月号「そのお世話、じつはしなくていいんです」(監修:動物病院 ドン・ペット・クリニック院長 重田洋一先生、しつけスクールCan! Do! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/UTAにゃん
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