犬と暮らす
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コンクリートをなめる、お尻を上げる……愛犬のこんな行動、実は病気のサインかも
Q. 最近、急にコンクリートをなめるようになったのですが…
この場合、さまざまな原因が考えられます。ひとつは栄養の問題、また、肝障害を患っている場合は、“食べられないものを口にしようとする”という症状が見られることがあります。
さらに、脳の病気が原因で、異常な行動を起こしているケースも考えられるでしょう。
そのほか、飼い主さんの気を引くためにコンクリートをなめている可能性も。この場合、以前たまたまコンクリートをなめたときに、飼い主さんが気にかけてくれたことがきっかけかもしれません。
病気が原因なら、飼い主さんが声をかけてもなめ続けることが多いですが、気を引きたいときは、飼い主さんが声をかけたらやめるはずですよ。
Q. 数年前から、お尻をこすりつけるような行動をとるように…
肛門嚢(こうもんのう)の病気、もしくは肛門の周りが腫れて排便障害などを起こす「会陰(えいん)ヘルニア」などが原因かもしれません。
ちなみに、会陰ヘルニアはオス犬に多い病気ですが、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどはしっぽがない(短い)ため、肛門周囲の筋肉が弱い傾向にあり、ほかの犬種よりもメスの発症例が多いといわれています。
犬のお尻周りに起きる病気はほかにもありますので、かかりつけの獣医師と相談しながら原因を探ってみましょう。
Q. おなかが鳴り、ときどきお尻を高くするポーズをとるのですが…
お尻を高くするポーズは、おなかにかかる圧を逃し、痛みをなるべく軽くしたいときに見せるしぐさ。おなかが痛いときに犬が見せる“典型的なポーズ”ともいえるでしょう。
遊びに誘う「プレイバウ」に似ていますが、決定的に違うのは表情です。おなかが痛くてこのポーズをとるときは、困っているような表情でしっぽも下がっているはずなので、よく観察してみてください。
また、おなかが鳴るのは腸の動きがいつもより速いことを表しています。安静にしても音がおさまらないときは、獣医師に診てもらいましょう。
油断は禁物! 気になる場合は獣医師に相談を
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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