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コンクリートをなめる、お尻を上げる……愛犬のこんな行動、実は病気のサインかも

『いぬのきもち獣医師相談室』には、読者である飼い主のみなさんから、愛犬に関するさまざまなお悩みがよせられています。今回は、その中から「これって動物病院に行った方がよいの?」といった、気になる愛犬のしぐさ・行動に関するお悩みと、獣医師の回答をご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね!

Q. 最近、急にコンクリートをなめるようになったのですが…

柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
A. 病気や気を引きたいなど、考えられる原因はさまざま

この場合、さまざまな原因が考えられます。ひとつは栄養の問題、また、肝障害を患っている場合は、“食べられないものを口にしようとする”という症状が見られることがあります。
さらに、脳の病気が原因で、異常な行動を起こしているケースも考えられるでしょう。

そのほか、飼い主さんの気を引くためにコンクリートをなめている可能性も。この場合、以前たまたまコンクリートをなめたときに、飼い主さんが気にかけてくれたことがきっかけかもしれません。

病気が原因なら、飼い主さんが声をかけてもなめ続けることが多いですが、気を引きたいときは、飼い主さんが声をかけたらやめるはずですよ。

Q. 数年前から、お尻をこすりつけるような行動をとるように…

パグ
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A. 肛門周りの病気が原因かもれないので動物病院へ

肛門嚢(こうもんのう)の病気、もしくは肛門の周りが腫れて排便障害などを起こす「会陰(えいん)ヘルニア」などが原因かもしれません。

ちなみに、会陰ヘルニアはオス犬に多い病気ですが、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどはしっぽがない(短い)ため、肛門周囲の筋肉が弱い傾向にあり、ほかの犬種よりもメスの発症例が多いといわれています。

犬のお尻周りに起きる病気はほかにもありますので、かかりつけの獣医師と相談しながら原因を探ってみましょう。

Q. おなかが鳴り、ときどきお尻を高くするポーズをとるのですが…

ダックスフンド
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A. 痛みを我慢しているかも……表情をよく観察して

お尻を高くするポーズは、おなかにかかる圧を逃し、痛みをなるべく軽くしたいときに見せるしぐさ。おなかが痛いときに犬が見せる“典型的なポーズ”ともいえるでしょう。

遊びに誘う「プレイバウ」に似ていますが、決定的に違うのは表情です。おなかが痛くてこのポーズをとるときは、困っているような表情でしっぽも下がっているはずなので、よく観察してみてください。

また、おなかが鳴るのは腸の動きがいつもより速いことを表しています。安静にしても音がおさまらないときは、獣医師に診てもらいましょう。

油断は禁物! 気になる場合は獣医師に相談を

コーギー
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このように、犬が見せるちょっと不思議なしぐさや行動の中には、病気が原因となっているケースも少なくありません。「ただのクセでしょう」などという飼い主さんの油断が、愛犬を苦しめてしまうこともあるので、気になる様子が見られる場合は、獣医師に相談するようにしましょう。
参考/「いぬのきもち」2017年1月号『読者のお悩みをランキング形式でお届け!拡大版 いぬのきもち獣医師相談室』(監修:いぬのきもち獣医師相談室)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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