春は新生活を始める方が多い季節だと思いますが、飼い主さんの生活スタイルが変わることによって、愛犬の環境も変わってきますよね。今回は、犬が環境変化によって感じるストレスやその症状、対策について解説します。
犬がストレスを感じたときのサインは?どんな症状が起きるの?
犬はストレスを感じると免疫力が落ちてしまい、食欲がなくなったり、下痢などの症状が出たりすることがあります。また、アレルギー症状が出やすくなり、皮膚病になってしまうことも。それぞれの環境の変化に合わせたケアが大切です。
こんな症状には要注意!
- 食欲不振
- 下痢
- 落ち着かない
- 元気がない
- 皮膚病になりやすくなる
ストレスが原因でこのような症状が出ている場合は、飼い主さんがそばにいてあげれば落ち着いてくることがほとんどです。ただし、症状があまりにひどい場合は、かかりつけの動物病院で相談してみてください。
春に起こりやすい環境の変化と、その対策について
引っ越し
引っ越しによって家が変わるときは、ずっと愛用していてニオイが残っているベッドを引き続き使うなどして、愛犬のまわりの環境はなるべく変えないようにしたほうがよいでしょう。また、飼い主さんがそばにいて安心させてあげることも大切です。
家族が家を出る
結婚や進学、就職など……春は家族が家を出ることもあると思います。それが愛犬ともっとも絆が強い家族の場合は、できれば一緒に連れて行くのが理想です。たとえそれができなくても、家に残った家族でたくさん愛情をそそぎ、絆を深めましょう。
飼い主さんの出産
家族全員が赤ちゃんにかかりきりになって、愛犬との時間が少なくなってしまうと、疎外感を感じてしまうこともあります。散歩や遊びの時間はなるべく減らさないようにし、愛犬が寂しい思いをしないように心がけましょう。
同居犬が増える
新しく犬を迎える際には、先住犬がストレスを感じないよう気をつけながらも、新しく迎えた犬ともたっぷりと遊ぶなどして、平等にかわいがりましょう。お互いの存在がストレスにならないような配慮が大切です。
愛犬がストレスを感じないよう、しっかり対策しよう!
飼い主さんの生活環境が変わることによって、犬にも影響があることがあります。愛犬がなるべくストレスを感じないように、環境の変化に合わせてしっかりと対策してあげましょう。
参考/「いぬのきもち」2016年4月号『季節の変わり目、新生活などに備えて健康管理を万全に!春だから気を付けたい愛犬の病気・トラブル』(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。