犬と暮らす
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どうしてそうなった!? 犬の体の進化に隠されたトリビア3つ
毎日見ているのに意外と知らない犬の体のフシギ
そんな中でも今回は、毎日見ている愛犬の体のあのパーツについて、どうしてそうなったのか、どんな機能なのかをご紹介します。
知れば、もっと犬を好きになること間違いないしです!
いろいろな耳の形の犬がいるのは、偶然生まれた垂れ耳を交配したから
もともと犬は、オオカミ同様に立った耳がルーツだったといわれています。
そんな中、突然変異であらわれた垂れた耳の犬を、人が「狩猟に連れて行く際、耳が垂れてフタのようになっていたほうが、銃声が響きにくいだろうから」「見た目がかわいいから」などといった理由で交配。
結果として現在は、さまざまな耳の形の犬種が存在するのです。
ちなみに、立った耳でも垂れた耳でも、聴力的に大きな差はないだろうと考えられています。
つまり、過去に狩りに連れ出されていた垂れた耳の犬は、すぐ近くで鳴る銃声の音に案外「うるさい!」と思っていたかもしれませんね。
しっぽは重要なコミュニケーションツール
そこから犬は進化して、丸まって寝る際にマフラーのようにしっぽを使う犬が登場。
また、大昔、群れで暮らしていた犬たちは、しっぽの動きを含めたボディランゲージで、ほかの犬に対して自分の気持ちを伝えるように進化していったと考えられています。
しっぽを使った感情表現は現代の犬でも同様で、喜んでいるときに、しっぽを根元から上げてパタパタと振ったりしますよね。
このように犬のしっぽは非常に重要な器官であるため、例外はあるものの、生まれつき「まったくしっぽがない」という突然変異が起こりにくいのだそうです。
もっとも無駄なく走ったりジャンプしたりできる四足歩行
人は二足歩行ですが、犬は四足歩行。
当たり前のことかもしれませんが、どうして?と不思議に思ったことはありませんか?
犬を含め、陸上で暮らす脊椎動物の多くが、じつは四足歩行です。
これは、進化の結果、エネルギーを無駄にせず、効率よく地上を移動するのにベストな足の本数が4本だったからなのだそう。
そう考えると、二足歩行をする人のほうが、動物界では異端ともいえるかもしれません。
ちなみに、通常脊椎動物は左右対称の体つきになるので、足の本数が奇数に進化することは考えにくいそうです。
いかがでしたか?
犬の体のことや生態について深く知っておけば、お手入れやしつけといったお世話の場面で役立つことがあります。
何より、犬のことを知れば知るほど、愛犬がいとおしく感じられますね!
いぬのきもち最新号では、このほかにも犬の体のフシギや生態、行動について紹介しています。
せひ参考にしてみてください!
文/いぬのきもちWeb編集室
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