可愛いなぁ♡と思う犬のしぐさ、実は深～い意味がある！

愛犬を見ていると「やっぱり可愛いな～♡」と、あらためて実感することってありますよね。今回は、思わずその可愛さを再確認してしまう、キュートな犬のしぐさ・行動に込められた理由や意味をご紹介します。実は、“スゴイ理由”も隠されているようですよ！

犬がワクワクする言葉に反応する理由

飼い主さんが「おやつ」や「さんぽ」などの言葉を発すると、愛犬がすぐに反応してワクワクしているようなそぶりをすることはありませんか？　そんな愛犬の姿を見て、「可愛いな～」と感じる飼い主さんも多いでしょう。

犬の言葉を覚える能力が関係していた！

とある実験によると、犬は言葉を覚えるのが得意な動物で、なんと200語も覚えることができるのだそうです。なかでも、犬にとって“うれしいこと”が起こる合図となる言葉は、よく覚える傾向にあるのだとか。

「おやつ」や「さんぽ」などの言葉に敏感に反応する犬が多いのは、そのような犬の言葉を覚える能力が関係していると考えられています。

犬が「うれしい！」と全身で表現する理由

一緒に遊んだりほめたりすると、しっぽを全力で振って喜んでくれるところが可愛くてしかたない！　犬が好きな人なら、きっとそう思うはずです。

実は、野生時代の名残の行動

野生時代に群れで暮らしていた犬は、仲間とコミュニケーションをとるために、しぐさや行動で感情を伝えあっていました。うれしいことがあるとしっぽを振ったり、笑顔になったりするのはその名残。

飼い主さんのことを大切な仲間のように思い、自分の感情を伝えようとしているのでしょう。

犬がヤキモチをやいているような行動をとる理由

愛犬がヤキモチをやいているようなしぐさや行動をとると、「いじらしくて可愛い」と感じる飼い主さんも多いかもしれませんね。

「かまってよ！」という嫉妬心から見せる行動

犬にも人と同じような「うらやましい」という感情や、嫉妬心があるといわれています。
そのため、大好きな飼い主さんとほかの犬や人が楽しそうにしている姿を見ると、「自分のこともかまってよ！」という気持ちになり、間に割って入ったり、気をひこうとしたりすることがあるようです。

犬が飼い主さんをお出迎えする理由

仕事から帰ると愛犬が玄関で待っていてくれる――。そんな愛犬の行動に、日々癒されている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

犬のスゴイ能力が関係していた！

犬の嗅覚は人の100万～1億倍、聴覚は人の4倍、また、視野は人が約200度といわれるのに対し、犬は約250度見えるなど、人よりも優れた感覚器官をもっています。そして、それらをフルに活用すれば、大好きな飼い主さんが“どこにいても”簡単に見つけることができるのだとか。

犬が玄関で飼い主さんを待ち伏せするのは、「1秒でも早く飼い主さんに会いたい」という気持ちからですが、このような犬のスゴイ能力がそれを可能にしているといえるでしょう。

犬が飼い主さんの後をついて行く理由

家の中にいるのに、愛犬がすぐにあとをついて来るのが可愛い！　これは犬の飼い主さん“あるある”かもしれませんね。

「一緒にいたい」という気持ちの表れ

犬が野生で暮らしていたころは、常に群れの仲間と行動をともにしていたため、犬は“ひとり”になるのが不得意だといわれています。
家の中で飼い主さんのあとをついて歩くのは「飼い主さんと一緒にいたい」という気持ちの現れでしょう。

ここでは、5つの犬の可愛いしぐさ・行動をピックアップし、その理由や意味をご紹介しました。みなさんは、どのような愛犬の行動を可愛いと感じますか？　ぜひ教えてくださいね！

参考／「いぬのきもち」2018年2月号『犬がキュートなワケを生態からひも解く！犬ってこんなにカワイイ生きものなんです♡』（監修：哺乳類学者川崎市環境影響評価審議会委員日本動物科学研究所所長今泉忠明先生）
文／ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。