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もしものとき愛犬は避難所で過ごせる? 備えておきたいしつけ6つ

もし愛犬と災害に巻き込まれたら、多くの方が利用することになる避難所。避難所は、さまざまな人が集まるのでいつもと違った生活環境になります。愛犬にとっては、自宅とは違う環境がストレスになり、体調を崩してしまう場合も。
災害が起きた場合に備えて、どんなことができるのでしょうか?
ここでは、いざというとき、避難所で愛犬をストレスから守る6つのしつけを紹介します。

その1 飼い主と離れても眠れる?

避難所では、基本的に飼い主さんとペットは同じ場所では生活できません。常に愛犬のそばにいることは難しいので、飼い主さんと離れても不安を感じないほうが避難生活も負担になりにくいです。
愛犬が飼い主さんと離れると吠えてしまう場合、ほかの犬も不安に感じて吠え始めてしまうこともあります。ふだんから、一頭だけでも落ち着いて眠れたり、吠えずに待っていられるしつけができるとストレス軽減に役立ちます。

その2 クレートの中で落ち着ける?

避難すると、いつもとは違った生活環境で過ごすことになります。犬によっては、クレートやケージに入ることに慣れていないと、大きなストレスになってしまうこともあります。
ふだんからクレートの中でおやつを与えたりするなどして、クレートの中にいることに慣れさせておけば、避難所でも落ち着けるでしょう。

その3 知らない人や犬を怖がらない?

大勢の人が集まる避難所では、知らない人や知らない犬と近い距離で生活しなければならないこともあるでしょう。愛犬が知らない人や犬に恐怖を感じてしまうと、吠えたり噛んだりしてしまう場合もあります。
愛犬が怖がらないようにするだけでなく、トラブルを起こさないようにするためにも、知らない人やほかの犬に必要以上に怖がらないようにしておくのがいいでしょう。

その4 家族以外に触られることに慣れている?

避難所での生活が長引いた場合、獣医師やボランティアなど、飼い主さん以外が愛犬に接する機会が増えることもあります。
ほかにも、飼い主さんが見ていないところで誰かに触られることもあるかもしれません。愛犬が体を触られることに慣れていれば、診察や触診などもスムーズに行えますし、スキンシップが増えてリラックスできるかもしれません。

その5 どこでもトイレができるようにしておこう

散歩中に外でしか排泄しなかったり、家の中のトイレシーツでしか排泄しなかったりと、いつも同じ場所でしかしない愛犬もいると思います。
しかし、避難所では衛生的な理由から、ペットのトイレは場所が決められている場合もあります。状況によって屋内外どちらでも排泄できるようにしておいたほうが、愛犬が必要以上に我慢せずに済みます。

ちなみに、
非常時にトイレシーツ代わりに使えるのが、新聞紙。小さく破いた新聞紙を敷いて、その上にタオルなどを掛ければ、オシッコを吸収する簡易トイレとして使えます。

その6 「オイデ」「マッテ」をできる?

愛犬を飼い主さんの近くに呼ぶ「オイデ」やその場で待機させる「マッテ」など、基本的なしつけは、愛犬の命を守ることにつながります。
すぐに逃げなければならないとき、「愛犬の姿が見えなくても呼べばすぐに来る」「興奮した愛犬をいったん落ち着かせる」など、飼い主さんの指示に応えられるかが安全につながることもあります。
いかがでしたか?
避難所での生活は、愛犬も飼い主さんも不安に感じるものです。
今回紹介したしつけができていれば、いざというときでも愛犬のストレスを減らすことができます。災害時に備えて、ふだんからしつけにトライしてみてくださいね!

参考/「いぬのきもち」2017年『愛犬の緊急時対策マニュアル』(監修:特定非営利活動法人アナイス理事長 平井潤子さん)
イラスト/石山綾子
文/UTAにゃん
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