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愛犬がじっと耐えているのかも…意外な犬のストレスサイン
犬のストレスサインに気がついていますか? 今回は、犬はどんな場面でストレスサインを見せるのかについてご紹介します。人間があまり気にしていないことも、犬のストレスになっているかもしれません。
犬がストレスを感じるとどうなる?

犬はストレスを感じると、以下のような行動がみられることがあり、飼い方や条件が重なると、これらの行動が強くなる可能性もあります。
犬のストレスサインの例
- あくびをする
- トイレを何度もする、失敗する
- 耳を後ろにつけて緊張した様子をみせる
- ガタガタと震える
- 呼吸が荒くなる
- 自分の体を噛む、舐める
- 飼い主の声に集中できなくなる
- 音に驚くなど神経が過敏になる
- パニックを起こす、逃げる
- 吠える
- 唸る、攻撃する
- 物を壊す
- 元気がない
- 下痢や嘔吐、血尿など体調を崩す、病気になる
ストレスがかかる場面1:環境の変化
赤ちゃんが生まれた、引っ越ししたなど、生活や環境の変化にストレスを感じて、犬が体調や心のバランスを崩すことがあります。家族や犬が増えるなど、嫉妬する気持ちが強くなり過ぎるのも犬にストレスがかかる原因です。
ストレスがかかる場面2:コミュニケーション不足

コミュニケーション不足で起こるストレスは、犬の問題行動の原因になることが多いです。お散歩が十分でないことや、飼い主さんと一緒に遊ぶふれあいの時間がなく、人間の都合で体を動かさずに過ごす生活は、犬がストレス発散できていない状態です。
犬にストレスがかかる場面3:不安・緊張

犬は、不安や緊張でストレスを感じると、思わぬ行動をとることがあります。逃げる、パニックになるなど事故が起こらないように気をつけましょう。
また、人との関係が密になりすぎると、ちょっとしたお留守番でさえもストレスになることもあります。不安やパニックを起こす分離不安症の犬が増えているので、人と犬の関係性をきちんとすることも愛犬のためです。
動物病院の受診に強いストレスを感じる犬も多いでしょう。動物病院が嫌いになってしまった犬を克服させるのは難しいことですが、犬の性格に合わせて、ストレスを少なくできるように心がけましょう。
ストレスがかかる場面4:規則的すぎる生活
毎日同じ時間に同じことをする生活を送っていると、飼い主さんが急な病気などでいつもの時間にお世話ができなくなったときに、犬が大きなストレスを抱えることがあります。
犬のストレスサインに気がついて!
愛犬が普段の生活で、なんらかのストレスサインを出しているかもしれません。犬の様子を観察してストレスサインに気がついてあげることが、心と体の健康につながります。
いぬのきもちWEB MAGAZINE|年代別に注意したい、犬のストレスと病気のサイン
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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