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熱中症にかかりやすい犬の特徴 特に暑さに弱い犬種・年齢は

今年も暑い夏がやってきました。この季節に心配なことといえば、愛犬の熱中症ではないでしょうか――。
今回は、熱中症にかかりやすい犬の特徴を、「年代」「体質」「犬種」の3点からご紹介します。さっそく見ていきましょう。

熱中症にかかりすい犬の年代

ミックス犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
どの年代でも熱中症にかかる危険性はありますが、10才以上の「ハイシニア犬」と呼ばれる年代は、もっとも熱中症にかかりやすいので注意が必要です。

また、成長途中で体の生理機能が未発達な「子犬(1才未満)」や、加齢により身体機能が衰えている「シニア犬(6~10才未満)」は、体温調節がうまくできず、熱中症にかかりやすい傾向があります。

熱中症にかかりすい犬の体質

ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
暑さが影響して息が上がったり、呼吸器が苦しくなったりする、心臓病や呼吸器の病気を抱えている犬は熱中症にかかりやすいです。

こんな病気の犬は要注意!

《心臓病》
僧帽弁閉鎖不全症、拡張型心筋症、大動脈弁狭窄症、フィラリア症、肺動脈弁狭窄症 など

《呼吸器の病気》
気管虚脱、肺炎、気管支炎、アレルギー性肺炎 など

こんな体質・特徴がある犬も注意して

そのほか、何かしらの持病がある犬や肥満の犬も、免疫機能や体の機能が低下するおそれがあるため要注意。また、糖尿病やクッシング症候群の犬、利尿剤を内服している犬は脱水しやすいので、熱中症のリスクも高いといえるでしょう。

熱中症にかかりやすい犬種

パグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
体温調節が苦手なフレンチ・ブルドッグやパグ、ペキニーズなどの短頭種は、熱中症のリスクがとくに高い犬種といわれています。

また、肺が大きく熱がこもりやすい、ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーといった大型犬や、輻射熱(ふくしゃねつ)の影響を受けやすい、ミニチュア・ダックスフンドやウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどの体高の低い犬種も注意が必要です。

ほかにも、寒い地方原産のシベリアン・ハスキーやサモエド、柴、厚い被毛に覆われたポメラニアンやシェットランド・シープドッグなども、熱中症のリスクが高めに。

どんな犬でも人より熱中症にかかりやすい!

プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ここでは、年代・体質・犬種の3点から、熱中症にかかりやすい犬の特徴についてお話ししてきました。愛犬がその特徴に1つでも当てはまる場合は、とくにしっかりと暑さ対策をとる必要があるでしょう。

ただし、住環境などによっても、熱中症の発症リスクは変わってくるので、今回当てはまらなった場合でも油断は禁物です。

犬は人に比べると熱中症にかかりやすいといわれています。愛犬の目線に立った熱中症対策で、その危険から守ってあげましょう。
参考/「いぬのきもち」2019年7月号『愛犬の年代・体質・生活環境などで熱中症危険度を簡単チェック!熱中症危険レベルを判定します!』(監修:気象予報士 獣医師 鈴木勝博先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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