犬と暮らす
UP DATE
病気以外にもいろんな原因が! 犬がごはんを食べなくなるワケ
こうした状況に直面した飼い主さんもいるのではないでしょうか。犬がごはんを食べなくなる原因としては、いろいろなことが考えられるようです。
今回は、「子犬」「成犬」「シニア犬」の年代ごとに、犬がごはんを食べなくなる原因について見ていきます。
【子犬(生後~1才)】ごはんを食べない原因と対策
①成長が落ち着いたため→心配ないことが多い
一般的に、食欲のピークが過ぎると、食べる量が落ち着いてくることが多いです。これは、この時期に肉体的な成長が一段落し、食べる量が少なくなると考えられているため。
子犬期に食欲が落ち着いてくるのは、犬の体の仕組みを考えても普通のことであり、多くの場合は心配がいらないでしょう。
子犬期にごはんを食べる量が減ったときの対処法は?
30分〜1時間ほどフードを出していても食べない場合は、いったん下げてみてください。食事のリズムを作ると、「フードは出されているときに食べる」という習慣が犬につくでしょう。
②環境の変化がストレスに→様子を見よう
環境に慣れずに食欲がない場合の対処法
また、外が見えないようにケージをタオルなどで覆って、そのなかで食べさせてみるのもいいでしょう。
③元気がなく、下痢や嘔吐をする→病気が原因かも。病院へ!
いつもと違って不安な症状が見られたら、早めに動物病院で受診してください。食欲不振の原因を知り、獣医師の元で治療をしましょう。
【成犬(1才~7才)】ごはんを食べない原因と対策
①新しく切り替えたフードを警戒→切り替えがスムーズになるように工夫を
子犬用のフードからいきなり成犬用のフードに替えてしまうと、フードの違いに警戒して食べなくなるコもいるのです。
フードを切り替えるときのポイント
②ストレスで食欲がない→ストレスの原因を除去しよう
ストレスの原因の一例としては…
- 飼い主さんとのスキンシップが不足している
- 引っ越しなどによって環境が変化した
- 十分な散歩ができていない
などがあります。
ストレスで食欲がない場合の対処法
また、状況にもよりますが、いつものフードに食欲が増すようなトッピングを少しだけ混ぜて様子を見てもいいでしょう。
③わがままになった→これまで食べていたものを与え続けてみて
愛犬がおやつを欲しがるから、人の食べ物を食べたがるからと、その度にあげている飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、そういうものを過剰に与えると、主食のフードを食べてくれなくなることがあるので注意が必要に。おいしいものを知ってしまうと、それが出されるまで頑なに待ち続ける犬もいます。
わがままでごはんを食べない場合の対処法
フードは新しいものにしないで、根気よくチャレンジすることがポイントに。これまで食べていたものを与え続けることで、元の食生活に戻ることが多いでしょう。
犬には「総合栄養食」を与えるのがベスト
愛犬がごはんを食べなくなったとき、「フードに飽きたのかな?」と食いつきのいいフードに替えてみたり、トッピングを増やしすぎたりすると、肥満につながることもあるので注意しましょう。
④下痢や嘔吐をする→病気が原因かも。すぐに病院へ!
【シニア犬(7才以上)】ごはんを食べない原因&対処法
①加齢による食欲の減少→多少減るのは問題ないことも
シニア期のごはんのポイント
②フードをほとんど食べなくなった→病気が原因かも。すぐに病院へ!
食欲が低下し、嘔吐や下痢などの症状が見られる病気として、肝臓や腎臓、膵臓などの内臓疾患の可能性もあるでしょう。
また、食べることを躊躇したり、片方の歯で食べたりしている場合は、歯周病や口腔内腫瘍などの病気が原因のことも。
いずれの場合も早期発見し、治療をすることが必要です。すぐに動物病院で診てもらいましょう。
どの年代の犬も、気になる食欲低下は動物病院で診てもらって!
明らかにいつもと違って、なにか症状が出ていたりしたら、様子を見ずにできるだけ早く動物病院につれて行くようにしましょう。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
UP DATE