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犬によって老化の表れ方は違う! 犬種別に特に気を付けたい部位とは

みなさんは、近くの文字が読みづらかったり、遠くの景色がぼやけたりした経験はありますか? 最近では、「スマホ老眼」といった言葉も生まれ、若い世代の視力の低下も問題になっていますが、目が衰える主な要因は老化。それは犬も同じです。

犬は7才ごろから、老化によって耳や関節などが衰え、不具合が出てきやすい時期になります。今まで苦痛に感じなかったことでもストレスに感じてしまうことがあるので、日々の配慮が欠かせません。ここでは、犬種ごとに気をつけたい体の部位を紹介します。

目が出ている犬種は目が衰えやすい⁉

シー・ズーやパグなど、くりくりした目のわんちゃんはとてもキュートですよね。しかし、目が出ている犬種は、そうでない犬種よりも目が衰えやすいと言われています。眼球が出ているぶん、物にぶつかってケガをしたり、病気になりやすいようです。

予防するには、ふだんから目やにや涙焼けをしていないか、充血がないかなど、こまめにチェックしてあげましょう。目を合わせて指示を出す「アイコンタクト」をする習慣があれば、わんちゃんの目を見る機会が増えるので、異変にも気づきやすくなるでしょう。

垂れ耳の犬種は外耳炎になりやすい⁉

垂れた耳がとてもチャーミングな、ビーグルやキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどのわんちゃん。しかし、垂れ耳のわんちゃんは外耳炎になりやすいといわれています。しきりに耳や首を足でかいたり、首を振っていたら、外耳炎を疑った方がいいかもしれません。

また、老化などで耳が聞こえにくくなっているわんちゃんは、近づく飼い主さんに気づきにくくなることも。そのため、突然触られたと思い、驚いてストレスを感じてしまうこともあります。耳が遠くなったわんちゃんには、下記のような方法を試してみるとストレス軽減に役立ちます。

大型犬は関節に負担がかかる⁉

ラブラドール・レトリーバーなどの大型のわんちゃんは、どっしりしていて安心感がありますよね。体が大きく体重もある大型犬は、中型犬や小型犬に比べて関節に負担がかかりやすいといわれています。わんちゃんは、痛くても言葉で表現できないので、飼い主さんが気づかない限りずっと痛い思いをしてしまいます。

そのため、ふだんから歩き方や立ち方などがおかしくないか、様子を見てあげる必要があるでしょう。また、「今は若いから大丈夫」と油断せずに、動物病院にも定期的に通って診察を受けておくことが大切です。

小型犬は歯肉炎になりやすい⁉

チワワやポメラニアンなど愛くるしい姿の小型犬は、実は歯石がたまりやすい傾向が。歯石が溜まったまま放置しておくと、歯肉炎などの歯周病を引き起こすことが知られています。とくに、重度の歯周病になると命にかかわるケースもあるため、ふだんから歯みがきなどで歯石が溜まらないようにしてあげる必要があります。また、定期的に動物病院で歯石の溜まり具合をチェックしておきましょう。
いかがでしたか?
わんちゃんにも個性があり体質もさまざまなので、今回紹介したトラブルが必ず起こるとは一概に言えません。しかし、わんちゃんがストレスなく暮らせるように、日ごろから意識して備えておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。

参考/「いぬのきもち」2016年10月号「年代別 犬種別 ストレス解決法」(監修:しつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生、代官山動物病院獣医師 藤井仁美先生)
文/UTAにゃん
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