犬と暮らす
UP DATE
犬は飼い主さんに「忠誠を誓う」動物なの? 専門家の見解は…
今回は、そもそも犬は飼い主さんに忠誠を誓う動物なのかどうか、忠誠心を示すときにどんな行動を見せるのかなど、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
どうやら、犬種によっても傾向があるようです!
犬は飼い主さんに忠誠を誓う動物なの?
「犬の祖先であるオオカミは、もともと群れで生活していました。群れのなかにはリーダーがいて、それに従い秩序を保っていました。
現代の犬も、基本的には飼い主さんの指示に従うという点で、「忠誠心をもっていると言っていいのではないかと思います。
もちろん、必要なトレーニングを行うことが前提です。最初から「忠誠心」があるわけではありません。
そして、犬の知能は人間の年齢で3才くらいといわれており、命令を理解して覚えています。忠誠心は、知能の高さからもあると考えていいでしょう」
犬が飼い主さんに「忠誠心を示している」ときの行動
「犬が忠誠心を示しているときの行動は……
- 呼ばれたら答える
- コマンドに対して反応する
- 言うことを聞く
- 飼い主さんを守ろうとする
などです。いずれも、基本的に飼い主さんに従う気持ちを示します」
忠誠心が強い犬は、犬種にも特徴がある
「そうですね。犬種でも、忠誠心の強さに違いがあるようです。いわゆる作業犬は、仕事をこなすことで忠誠心が育ったと考えられます。
個体差はありますが……
- 『狩猟犬』として日本犬、または洋犬のプードル、ビーグル、セッター
- 『盲導犬』としてラブラドール・レトリーバー
- 『牧羊犬』であるシェルティー、ボーダー・コリー
- 『警察犬』のドーベルマン
などがあげられます」
自分に忠誠を尽くしてくれたら嬉しいと思う飼い主さんもいるでしょうが、日頃のコミュニケーションやしつけも大切です。
ぜひ、愛犬に愛情をたくさん注いで育ててあげてくださいね!
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
UP DATE