みなさんの愛犬は、どのようなトイレをお使いですか? 今回は、愛犬の“排泄のクセ”にあわせて、飼い主さんが工夫して作った『排泄しやすいトイレ』を、実際のお写真とともにご紹介します。専門家の荒井先生の解説もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「オシッコしたら通り抜けたい」愛犬の要望をかなえたトイレ
「100円ショップのアイテムで、ハウス形のトイレを作りました。排泄したあとに通り抜けたい愛犬のために、トンネル状にしたのがポイントです」(小太郎くんの飼い主さん)
愛犬のクセにあったよい方法です
「愛犬のクセにあわせたよい工夫ができていますね。フェンスを使用しているので通気性がよく、ニオイがこもりにくそうです」(荒井先生)
細く切った新聞紙を敷き、“草むら感”を再現したトイレ
「草の上で排泄するのが好きな愛犬のために、細く切った新聞紙をシーツの上に敷きました。カサカサとした感触が草に近いのか、家でも排泄しやすいようです」(Qちゃんの飼い主さん)
外で排泄する犬にはよい工夫です
「外でしか排泄しない愛犬にはよいやり方です。ただ、衛生面や飼い主さんの手間のことを考えると、徐々に新聞紙の量を減らしてもよいでしょう」(荒井先生)
入り口を狭くして、“ながらション”を予防するトイレ
「愛犬たちがオシッコをしながらトイレから出てしまうので、予防のために入り口を狭くしました。トイレ周辺には粗相に備えて、防水マットも敷きました」(アップルくん、グレープくん、チェリーくんの飼い主さん)
トレーの出入り口に柵を設置する方法もおすすめ
「排泄中に愛犬をトレー内でとどまらせたいなら、トレーの出入り口に高さ5~10cmほどの柵を設置するのもおすすめです」(荒井先生)
多頭飼いでも使いやすい、大きいサイズの自作トイレ
「愛犬たちがストレスなく排泄できるように、ビッグサイズのトイレを木材で自作しました。ウンチなどのはみ出し防止に柵も作ったので、上手にできています」(まりんちゃん、こりんちゃん、みりんちゃんの飼い主さん)
犬が使いやすくなるのでよいアイデアです
「トイレが広いと、愛犬が使いやすくなるのでよいですね。多頭飼いの場合は、トイレがあとひとつほどあると、留守番中の排泄がさらに快適になりますよ」(荒井先生)
外派の愛犬のために、人工芝とシーツを敷いて作ったトイレ
「室内での排泄が苦手な愛犬のために、ベランダに人工芝とシーツを使ったトイレを作りました。愛犬も気に入って粗相が減り、人工芝はまる洗いできるので便利です」(ヒカルくんの飼い主さん)
足元が汚れず快適に排泄できますね
「オシッコが人工芝の下に抜けて愛犬の足元が汚れないので、快適に排泄できますね。屋内での排泄が苦手なら、試してみてもよいかもしれません」(荒井先生)
ここでは、飼い主さんに聞いたトイレの工夫を5つご紹介しました。愛犬の“排泄のクセ”にあいそうなアイデアがあった方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
参考/「いぬのきもち」2019年7月号『におわない、掃除しやすい、ストレスなし わが家のトイレお見せします(監修:犬のしつけ教室「DOGLY」代表 日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 荒井隆嘉先生)
文/ハセベサチコ