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【獣医師監修】ペットロスが重くなる3つの傾向とは
ペットが旅立った時に感じる喪失感はとても大きなものです。今回は、いぬのきもち相談室の獣医師が、ペットロスが重くなりやすい人の傾向についてお話しします。
ペットロスは誰もが感じるもの

愛犬を亡くしたときに感じる喪失感を「ペットロス」といいます。ずっと一緒の時間を過ごしてきた愛犬が、ある日、目の前からいなくなったら喪失感を感じるのは当たり前のことで、ペットロスは誰もがなるものです。しかし、中には、重いペットロスを経験される方もいます。
ペットロスが重くなりやすい傾向1:責任を感じやすい人

犬に限らずペットと暮らすには、ペットの一生に対して飼い主が責任を持つことが必要です。飼えなくなったから捨てる、自然に放す、飼育を放棄するということは絶対にあってはなりません。
責任を感じやすい方は、愛犬が亡くなったときに、食べさせている食事や日々のお世話の仕方など飼い方が正しかったのか、選んだ動物病院や治療方法は間違っていなかったのか、あの時こうできたのではないか、もっと良い方法があったのではないかと、さまざまなことに責任を強く感じてしまい、ペットロスが重くなってしまうことがあります。
ペットロスが重くなりやすい傾向2:犬のことを優先してきた優しい人

自分の予定や都合より愛犬のことを第一に考え、優先してきた人は重いペットロスになりやすい傾向があります。
共感力が高く感情が豊かで、いつも犬の気持ちを考えて寄り添おうとする優しい飼い主さんは、愛犬が旅立った後、慣れない自分優先の生活を過ごしていく中で、寂しさや悲しみを感じる方が多いようです。
ペットロスが重くなりやすい傾向3:愛犬と予期せぬお別れをした人
思いもよらない状況で愛犬との予期せぬお別れを経験した方は、重いペットロスとなる傾向があります。
例えば、災害で生死も分からないまま別れた、愛犬が事故や盗難に遭った、入院中や手術中に亡くなってしまったなど、予測不能な出来事でのお別れは、飼い主さんの精神的な負担が大きく、辛い思いをされる方がいます。
愛犬とのたくさんの思い出や悲しみは、飼い主さんやご家族にしかわからないものです。ペットロスを経験したとき、辛い気持ちに対して、無理に立ち直ろうとする必要はありません。ペットロスは自然なことなのです。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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