犬と暮らす
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飼い主さんの犬への「おせっかい」3つ 嫌がっているサインとは
「愛犬のためにいいと思って」と考えた飼い主さんの行動で、じつは犬にとっては「余計なお節介」というものもあるようです。
今回は、飼い主さんが愛犬にしがちなお節介3つについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。お節介を嫌がっているとき、愛犬は「サイン」を発している可能性もあるようです。
お節介1:寒そうだからという理由で室内でも服を着せる

犬は年中毛皮を着ているようなものです。そのため、体温調節が苦手な高齢犬などでなければ、寒さ対策としての服は不要です。服を着せなくても毛布を用意したり、冬用の犬用ベッドを置くということだけで充分です。
お節介2:できるまで繰り返ししつけの練習をする

しつけを行うときに何度も練習を繰り返すのはやりすぎで、犬は強いストレスを感じます。しつけの練習は、犬が目を輝かせて指示に従っているうちに切り上げ、また練習したいと思わせるのがコツです。
お節介3:しつけをするときは上から目線で接する

犬と飼い主さんは「上下関係が大切」と考え、意識的にそのように接している人もいるかもしれません。しかし、犬は相手を「上」「下」というようには考えません。
そのため犬に見下した態度をとっても、「この人が自分より上だから従おう」とは思わないのです。むしろ飼い主さんを避けるようになるかもしれません。
飼い主さんのお節介を嫌がっているときの犬のサイン

上記で紹介したような飼い主さんの行動を嫌がっている場合、犬は下記のようなサインを見せる可能性があります。
これらの行為は、犬がストレスを感じたときに自分や相手を落ち着かせようと行うしぐさにあたります。

もしここで紹介した3つの行為をしている飼い主さんがいた場合は、一度考えてみるといいかもしれません。「よかれと思って」が、必要ないこともあると覚えておきましょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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