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なぜ犬のうんちの放置はなくならない? 専門家の先生と考えてみた

愛犬が散歩中にしたうんちは、袋に入れて持って帰るのが常識――。この記事を読んでくださっているみなさんは、そうお考えだと思います。
しかし残念なことに、犬のうんちの放置は依然としてなくなりません。ではなぜ、なくならないのでしょうか? 北折先生を中心とした、4名の専門家の先生にお話しをうかがいました。

「自分一人くらい大丈夫」と考えているのかも?

犬と犬
getty
北折先生は、「“自分一人くらい大丈夫”と思っているのでしょう」と指摘。しかし実際は「“自分一人くらい”ではなく”自分一人だけ”。うんちを放置する人は、このことに気づいていないのでしょう」と分析しています。

また、「放置されたうんちが一つだけだったとしても、長時間放置されていれば多くの人が何度も遭遇し、“みんなやっているだろう”という認識につながりやすい」とも――。

筆者も二匹の犬と暮らしていますが、このような心理はやはり理解できません。北折先生によると、片づけない人は半ば確信犯で、非常識な人も多いため、状況によっては関わらない方がよいのだそうです。

うんちの放置には「理由」がある場合も……?

ビーグル
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一方、しつけのA先生は、「夜の散歩が増えているのでは」と分析。「暗い時間帯の散歩は、愛犬が排泄したことに気づきにくいですし、気づいたとしてもうんちを見つけにくくなるので、片づけ忘れが増えるのではないか」と指摘しています。

また、同じくしつけの専門家であるB先生からは、「単純に袋を忘れたというケースもあるでしょう」という意見も。

どのような理由があるにしろ、やはりうんちの放置は許されません。夜間の散歩ではライトを使う、袋を忘れた場合は取りに戻るなど、徹底してほしいものです。

「片づけるもの」と知らないパターンも考えられる

プードル
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ほかにも、C先生からは「袋を持たずにスコップだけ持って、散歩している飼い主さんもいますね。 うんちを隅によけたり埋めたりして......。また、子どもに散歩に行かせて、うんちを片づけることを教えない。つまり、“片づけることを知らない”というケースもあるのでは」というお話も。

ちなみに、北折先生によると、相手の様子によっては「私が一緒に入れますよ」と声をかけるのもありなのだとか。袋を忘れて困っていそうな人や、子どもが散歩しているときは、声をかけてみるのもよいかもしれませんね。
うんちの放置は専門家の方々だけでなく、良心的な飼い主さんも苦言を呈しています。飼い主さん一人一人が、愛犬の排泄物処理に関する高い意識をもち、散歩することが大切です。
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『犬の各専門家がこっそり告白!飼い主さんのモンダイ行動 こんなところに困っています……』(お話し:金城学院大学人間科学部多元心理学科教授 教育心理学博士 北折充隆先生)
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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