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やりすぎはNG!「ほどほどのお世話」で愛犬と心地よい関係を

何ごとも「過ぎたるは猶(なお)及ばざるがごとし」と言いますが、愛犬のお世話に関しても同じです。飼い主さんが良かれと思って愛犬のためにしていることでも、実は愛犬の健康によくないことや、ストレスとなることも。適度なお世話で心地よい関係を作るコツを解説します。

シャンプーの頻度が多すぎる

チワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬をキレイで清潔に保ちたいからと、頻繁にシャンプーしたり汚れを力まかせに落とそうとしたりするのはNGです。

獣医師に指示された場合などを除き、週に1回以上シャンプーをするのはやりすぎといえるでしょう。皮膚表面の必要な皮脂を洗い流してしまうことにより皮膚のバリア機能が低下して、皮膚病にかかりやすくなってしまいます。暑い季節は2~3週間に1回、冬なら月に1回で十分です。

散歩から戻ったあと、汚れた足を洗うときに毎回シャンプーを使うのもおすすめできません。肉球や足の皮膚のうるおいが失われてしまうため、肌荒れの原因となります。散歩から帰ったら、ふだんはペット用のウェットシートなどで汚れた部分を拭き取ればOKです。洗う場合は水洗いだけにして、そのあとは被毛を十分に乾かしましょう。

おしりや口の汚れをその都度しっかり拭く

カメラ目線のマルチーズ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
トイレのあとにその都度、おしり周りの汚れをしっかりと拭き取っていたら、それはやりすぎお世話かもしれません。特にゴシゴシと力を入れてしまうと、皮膚にダメージを与えてしまうことに。犬も痛がってお手入れ嫌いになってしまいます。汚れを取る場合は、やさしく皮膚にそっと当てるように拭き取りましょう。

歯垢や歯石を取るために、ガーゼを使ってゴシゴシ歯みがきをするのもNGです。ガーゼでゴシゴシすると、歯周ポケットに汚れを押し込んで歯周病を悪化させてしまうこともあります。すでに歯垢や歯石が付着している場合は、歯ブラシを使って丁寧に歯みがきしてあげるのが正解です。

目指すのは愛犬と飼い主さんに無理のないお世話

バーニーズマウンテンドッグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬がかわいいからこそ、つい構いすぎてしまうこともあります。「愛犬と飼い主さんに無理が生じていないか」「神経質になっていないか」「周囲に迷惑がかからないか」を考えながらお世話をすると、やりすぎることなく心地よい距離感を保つことができるでしょう。
参考/「いぬのきもち」2018年12月号『がんばりすぎ、はりきりすぎは、かえって愛犬の体に悪影響かも......やりすぎお世話のボーダーライン』(監修:「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生、ぬのかわ犬猫動物病院中田分院院長 石田陽子先生)
文/紺道ゆあん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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