犬と暮らす
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「餌で釣ってるだけ」?いいえ、犬のしつけはごほうびがカギ
犬と一緒に暮らすうえで大切なコマンドとなる、「オスワリ」と「オイデ」。これらを教えるには、どうすればいいのでしょうか?
今回は「オスワリ」と「オイデ」の教え方を解説します。まずその前に、しつけを教える前に知っておきたい、ごほうびの上手な活用方法から見ていきましょう!
しつけのコツは「ごほうび」を上手に活用すること!

「オスワリ」や「オイデ」などのしつけを練習するときは、愛犬をほめてごほうびのフードやおやつを与えると効果的です。それは、犬のやる気が上がって覚えが早くなるため。
犬はごほうびがあった方が頑張るうえ、ごほうびをもらえたら「こうするといいことがある!」と学習します。覚えが早くなるとしつけがスムーズになるため、飼い主さんにとってもメリットがあるのです。
「食べ物で釣っているみたいでイヤ」という声もありますが……
「食べ物で釣っているみたいでイヤ」という意見もありますが、ごほうびを使わないでしつけるのはとても大変。「オスワリ」と言葉で言っても通じず、かといって力で無理強いするのは犬の負担になるのでもちろんNGです。
犬はごほうびをくれる飼い主さんを好きになり、信頼関係に発展するというメリットもありますよ。
まずは「オスワリ」を教えよう!

ではさっそく、「オスワリ」の教え方から見ていきましょう。
- ごほうびを1粒握り、愛犬にニオイをかがせます。
- ごほうびを握った手を、愛犬の頭の上に持っていきます。すると愛犬はつられて上を見るので、自然にお尻が下がり、床につきます。
- お尻が床についた直後に「イイコ」とほめて、握っていたご褒美を与えます。同時にほおや肩をなでましょう。
オスワリができたらチャレンジ! 「オイデ」の教え方

「オスワリ」ができるようになったら、「オイデ」にチャレンジしてみましょう。
- ごほうびを1粒握り、愛犬にニオイをかがせます。
- オスワリさせてから「マッテ」と言い、愛犬から離れます。
- あまり時間を置かず、ごほうびを握った手を愛犬の目線の位置に下ろしながら、「オイデ」と呼びます。
- 飼い主さんの足元ギリギリの位置まで来たら、オスワリをさせます。お尻が床についたら「イイコ」とほめて、ごほうびを与えてなでましょう。
- ごほうびを持っていた手を自分のあごの下に持っていき、愛犬とアイコンタクトができたら「OK」と言って終了です。
ごほうびを与えるときは、1日の摂取カロリーを守ることで太る心配もなくなるはず。みなさんもごほうびを上手に活用し、しつけに役立ててくださいね!
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『愛犬がもっともっとイイコになる♪ ごほうびの与え方ガイド』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 戸田美由紀先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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