犬と暮らす
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オーバーがちょうどいい!愛犬のやる気を引き出す「演技」って
犬はいつもと同じ態度でほめるよりも、少し演技を取り入れたほうがもっとうれしくなり、「またやろう」と思うようになります。
そこで今回は、犬のやる気をアップさせるほめ方を、シーン別にご紹します。役者さんになったつもりで、ぜひトライしてみてくださいね!
愛犬が「正しいこと」をしたとき

愛犬が「オスワリ」や「マテ」などの指示にきちんと応えてくれたときは、応援するようにオーバーリアクションでほめてあげましょう。そうすることで「それは正しいよ。大正解!」という飼い主さんの思いを、愛犬に伝えることができます。
このほめ方は、すでに覚えている指示ができたときにも効果的です。できて当たり前と思わず、あらゆる指示に従うことができたら「スゴイぞ!」とほめてあげることで、愛犬のやる気を引き出す効果が期待できます。
ほめるときのコツ
- 声のトーン:やや高め
- 表情:目を開けたまま笑顔
- 動作:なでたりおやつを与えたりしてもOK
こんなシーンでもおすすめ
教えるのが難しいしつけ、たとえばトイレで用を足すことができたときなどは、「スゴイよ! よくできたね」と、最大限に応援しながらほめてあげてください。その際、おやつを与えながらほめてあげると、より効果的な場合も。
また、(いつもは吠えるのに)玄関のチャイムに吠えなかった、ほかの犬とすれ違ったときに吠えなかったなど、今までできなかったことができるようになったときも、オーバーリアクションで応援するようにほめてあげるとよいでしょう。
愛犬が「ガマン」できたとき

動物病院の待合室でおとなしく待っていられた、外で雷が鳴っていても吠えずにいられたなど、愛犬が怖いことをガマンしているシーンでは、応援するようにほめると余計に怖がらせてしまうことが。
この場合は、お母さんのようなやさしさで「よくガマンできたね」「イイコ」などとほめてあげましょう。そうすることでやる気がアップし、興奮することなく、その状態をキープしてくれるようになります。
ほめるときのコツ
- 声のトーン:落ち着いたトーン
- 表情:やさしい顔で
- 動作:やさしくなでたりおやつを与えたりしてもOK
こんなシーンでも活用してみて
ブラッシングやシャンプー、爪切りや歯みがきといったお手入れを、苦手と感じる犬も少なくありません。そこで、愛犬がお手入れ中におとなしくしていられたら、お母さんのようにやさしくほめてあげてください。
飼い主さんのやさしい対応に、愛犬も喜んで応えてくれるはずですよ。
ほめるなら大げさなくらいが愛犬にも伝わりやすい

ほめられるとやる気が出るのは、人も犬も同じです。特に犬には「ちょっとやり過ぎかな?」と思うくらいのオーバーリアクションでほめてあげるほうが効果的で、飼い主さんの気持ちも愛犬に伝わりやすくなります。
初めてできたときも、すでに覚えたしつけができたときも、愛犬を応援したりやさしく励ましたりしてあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2019年11月号『声・表情・動きで!演じれば愛犬にキモチがもっと伝わる 女優しつけ』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
文/紺道ゆあん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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