犬と暮らす
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室内でトイレができない犬の意外なリスクとは
「絶対に外じゃないとトイレをしない」という室内犬は、大雨でも外で排泄させなければならず、日々のお世話も大変!室内でトイレができない犬が抱えるデメリットを相談室の獣医師が解説します。
①悪天候の日にわざわざ外に行かなければならない

室内でトイレができない犬は、台風や大雨、大雪などの悪天候の日でも外で排泄をさせる必要があり、人間の都合でトイレを我慢させてしまうこともあります。飼い主さんや家族も、大雨や強い風の中でもレインコートを着たり傘を片手に外に出なければならず負担となってしまうでしょう。
②トイレを我慢する習慣で病気になる可能性がある

室内でしかトイレができない環境であった場合などに、我慢をしすぎてしまうと膀胱炎になってしまうこともあります。また、室内トイレでの失敗(粗相してしまう)から病気に気付けることもあります。
例えば膀胱炎や尿石症などでの頻尿や、排尿量が多くなる腎臓病、糖尿病などの病気に気が付けるきっかけとなるでしょう。他にも外でおしっこをする犬は、血尿が出ていたり量や濃さの変化があっても気が付きにくいことが多いです。
また、入院中に室内で安静にしなければならず、外に出られないときや寝たきりになった時などもトイレを我慢してしまうことで、膀胱炎などの病気になってしまう可能性があります。
成犬でもトイレトレーニングはできる

トイレトレーニングは、子犬だけでなく年齢を重ねた犬でもはじめることができます。
子犬や成犬のときは、屋外がお気に入りのトイレ場所だった犬が、介護などの必要性から屋内での排泄をさせるようにしたいというケースでも、トレーニングをはじめれば、屋内での排泄ができるようになる可能性が高いです。
トイレを我慢することは、犬にとってよいことではありません。長時間のお留守番の際は、トイレを我慢することで犬が病気になる可能性もあるので、室内でトイレができるように練習しておくとよいですね。
室内で暮らす犬は、お部屋の中でトイレができることを目指しましょう!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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