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タオル、タバコ、ホコリや人の髪まで…犬の誤食、どうしたらいい?

犬の飼い主さんからの困りごとで「あるある」なのが、誤食。愛犬が食べてはいけないものを食べてしまい、ヒヤッとした経験のある飼い主さんもいるのではないでしょうか?

今回は、いぬのきもち獣医師相談室に実際に寄せられた相談の中から、愛犬が変わったものを食べてしまったという飼い主さんの質問を取り上げます。いぬのきもち獣医師相談室の先生の見解とは……?

Q1.愛犬がタオルを噛んで食べてしまう……お腹が空いているの?

眠る犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
まず最初は、生後5カ月の愛犬を飼っている飼い主さんから寄せられたお悩みです。タオルを噛んで、そのまま食べてしまうことがあるようなのですが、その理由はいったい……。

いぬのきもち獣医師相談室の先生の見解がこちらです。

A.フードの量が足りていない可能性があるかも

獣医師:
「フードを与えたらぺろりと食べてしまうようであれば、普段からフードの量が足りていないのかもしれません。

5カ月齢くらいの子犬はまだまだ成長期ですので、栄養要求量は高いはずです。日々成長していますので、以前とフードの量を変えずに与えてしまっているようであれば、フードの量を見直すようにしましょう」

ポイント:口にしてはダメなものは、飼い主さんが片付けてあげて

獣医師:
「フードがしっかり足りていたとしても、子犬はなんでも遊びで口の中に入れてしまいます。普通は食べられないなと判断すれば口から出すのですが、タオルのようなものだとほつれた糸が喉の奥のほうまで入ってしまうことで、飲み込まざるをえずに食べてしまうこともあるかもしれません。

いたずらで口にしてはダメなものや危険なものは、飼い主さんのほうで極力片づけるようにしましょうね」

ポイント:無理やり取ると攻撃的になることもあるので注意!

獣医師:
「また、犬にとって一度自分の口に入れたものは絶対に自分のものなので、それを無理やり取られるととても理不尽に感じてしまいます。

取られまいと攻撃的になるばかりか、取られる前に飲み込んでしまおうとすることが多いので、愛犬が何か口にくわえてしまっても、すぐ取り上げようとするのはやめてください。

落ち着いてフードやおもちゃなどを見せて、自分から口から離してもらうようにしましょう。『アウト』や『ちょうだい』などの号令で口からものを離すトレーニングをしておくと、いざというときに便利ですよ」

Q2.愛犬がタバコを噛みちぎってしまった…体調に変化がなくても動物病院へ行くべき?

微笑むポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
次に寄せられたのは、愛犬がタバコを噛みちぎってしまったという相談。元気そうで病院に行くべきか悩んでしまった飼い主さんですが、いぬのきもち獣医師相談室の先生の見解は……

A.まずはかかりつけの病院に電話で相談を

獣医師:
「タバコを噛みちぎってしまったということですが、心配なのはニコチンの摂取。犬のニコチンの中毒量というものがあるので、食べてしまった量がわかればかかりつけの動物病院に電話して相談してみましょう。

しかし、昨夜の出来事とのことなので、何か症状が出てからの対応になってしまうかもしれません」

Q3.愛犬がほこりや髪の毛を食べる…対策はない?

おもちゃで遊ぶ柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
最後に紹介するのは、愛犬がほこりや髪の毛を食べてしまい困っている飼い主さんからの相談です。こまめに掃除をする以外に対策はないか、悩んでいるそう。

いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみると……

獣医師:
「食べ物ではないものを食べてしまうことを異嗜(いし)傾向といいます。精神疾患、神経疾患、胃腸疾患が原因のこともありますので、一度健康診断を受けてもよいかもしれません」

ポイント:運動によってエネルギーを発散させてあげよう

獣医師:
「おうちの中でできる対策としては、少しずつおやつが出てくるタイプのおもちゃで長時間遊ばせたり、しっかりお散歩で運動させてエネルギーを発散させましょう」

ごはんを待つパグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
タオルやタバコ、人の髪の毛など……人には考えられないものを犬は食べてしまう場合があります。

誤食したものやその量によっては、一刻を争う危険な状況もあるでしょう。すぐに動物病院に連絡して、指示に従うようにしてくださいね。

とくに誤食すると危険なものについては、下記の記事を参考にしてみてください。

誤食は愛犬の命に関わることも|特に危険度の高い誤食物を覚えておこう!

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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