犬を飼っていると、正しい方法でしつけや遊びができているか悩むこともあるかもしれません。愛犬と関わるときの行動を振り返りながら、正しいしつけや遊び方を学びましょう♪ 飼い主さんが愛犬と関わるときに、間違いやすい行動もご紹介します。
おもちゃ以外のものを噛んでいるときのしつけ
愛犬の気をそらそう
犬はスリッパやタオルなどを噛んでしまうことがあります。そんなときは、愛犬の気をそらす行動を取りましょう。フードを近くにばらまいたり、おもちゃを持って愛犬を呼ぶと、噛んでいるものを離して飼い主さんの元にやってくるはずです。おもちゃなら噛んでもOKということを教えてあげましょう。
愛犬が噛んでいたものは飼い主さんが回収して、イタズラできない場所に片づけます。愛犬にイタズラされたくないものや誤飲などの恐れがあるものは、普段から愛犬の手の届かない場所に隠すことも大切です。
無理に取り上げない
愛犬がおもちゃ以外のものを噛んでいるときに、無理に取り上げるのはやめましょう。無理に引っ張ってしまうと、愛犬がムキになって本気噛みに発展してしまうこともあります。本気噛みに発展すれば、物が壊れてしまったり、飼い主さんが怪我をしたりするかもしれません。愛犬の気を上手にそらして対処しましょう。
ひとり遊びしている愛犬への対応
飼い主さんと同じ空間で遊ばせる
知育おもちゃを取り入れれば、愛犬がひとり遊びをしてくれるようになります。愛犬にひとり遊びをさせるときは、飼い主さんと同じ空間で遊ばせるようにしましょう。同じ空間にいることで、愛犬が「飼い主さんと一緒にいると楽しいことがある」と考えるようになります。
「マッテ」をしてから遊ばせる
愛犬に知育おもちゃを与えるときは、「マッテ」をさせてからにしましょう。先に「マッテ」をさせてから遊びを始めると、犬が落ち着いて遊べるようになります。「マッテ」の後に遊びという流れを繰り返し行うことで、愛犬が遊びの時間を理解するはずです。
愛犬を留守番させるときの方法
いつもと同じ環境をつくる
留守番だからといって室内をいつもと違う雰囲気にしてしまうと、愛犬は不安になってしまいます。照明は普段と同じ明るさにして、テレビやラジオをつけておくといいでしょう。留守番前は散歩や遊びで疲れさせておくことも大切です。
留守番時間に合わせて環境を整える
8時間以上の留守番の場合は、大きめのサークルの中にクレート、給水器、トイレシーツを設置して愛犬を留守番させましょう。短時間の留守番の場合は、布をかけたクレートの中に愛犬を入れて過ごさせるのがおすすめ。部屋で自由にするよりも狭いクレートの方が犬は落ち着きます。
愛犬へのしつけや遊びの正しい方法をご紹介しました。飼い主さんが良かれと思ってしている行動が、実は間違っていることもあります。今回の解説を参考に、愛犬との関わり方を振り返ってみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『12回で基本をすべてマスターできる!はじめてしつけコンプリートドリル vol.12 特別編ダイジェストクイズ』(監修:東京・世田谷のしつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/pinoco
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。