愛犬の皮膚と被毛を健康で美しく保つためにも大切なブラッシングですが、苦手な犬も多いよう。実は、家の中でも場所を変えるとおとなしくブラッシングさせてくれることがあるのです。今回は、ブラッシングにおすすめの場所と、ブラッシングするときの注意点をご紹介します。
毎日の簡単なケアは玄関先などで
毎日のケアの一環として行う場合、それほど念入りにブラッシングするわけではないので、玄関先などでささっとケアすると良いでしょう。
散歩や外出の前後に、スリッカーやコームを使って、毛並みに沿って優しくなでてあげればOKです。
念入りなブラッシングはふだん入らない部屋で
毛玉取りや抜け毛の多い季節のケアなど、念入りにブラッシングをしたい場合は、愛犬のテリトリーではない場所で行うのが良いでしょう。
いつも寝たりゴハンを食べたりしている場所ではなく、愛犬がふだん入らない部屋がおすすめです。
慣れない場所なので、比較的おとなしくブラッシングをさせてくれますよ。
汚れもしっかり落としたいときは浴室で
思いっきり外で遊びまわったときや、毛玉が目立ってきたときなどは、シャンプーのタイミングに合わせて、浴室でブラッシングするのがおすすめです。
シャンプーの前後に、少し時間をかけてじっくりケアしてあげましょう。
どうしても嫌がるときは道具とやり方も見直して
場所を変えても、どうしてもブラッシングを嫌がるという場合は、道具やブラッシングのやり方も見直してみましょう。毛質や毛の長さに合っていない道具を使ったり、間違ったブラッシングをしたりしていると、愛犬は不快感や痛みを感じてブラッシングが苦手になってしまうことが。トリマーさんやケアグッズを扱うショップで、愛犬に合った道具を教えてもらうと良いでしょう。
また、お尻や肩などの嫌がりにくいところから始めて、毛の流れに沿って優しくとかすのが正解です。特に抜け毛の多い時期は、一日に何度もブラッシングしがち。強くとかしすぎて皮膚を傷めてしまうケースもあるので、注意が必要です。
ブラシにつく毛が「最初よりかなり減ったな」と感じるところを目安にしてください。
ブラッシングをする場所選びのポイントとして、おすすめなのは「愛犬のテリトリーではない場所」です。ご紹介した場所に限らず、このポイントを押さえてブラッシング場所を選ぶのが良さそうです。
愛犬のブラッシング嫌いを解消して、健康で美しい被毛や皮膚を保つために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年2月号別冊『健康=美しさ Beautiful Dogレッスン帳』(監修:HONDEHOK代表 二村陽子先生)
文/松浦すみえ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。