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愛犬が年をとったなと感じたら…ケガ予防を心がけたい理由とは

シニア犬と暮らしていると、ある日突然、昨日まで登っていた階段を登れなくなる、お散歩中につまずく回数が増えるといった体の変化を感じることがあります。老化による体の衰えは仕方のないことですが、転倒を未然に防ぐための"ちょっとした心がけ"が大切です。いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。

シニア犬のつまずきや転倒は大きなケガにつながることも

シニア犬はケガをしないように気をつけよう!
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のつまずきや転倒は、脊椎症や椎間板ヘルニア、神経症などの原因になります。

シニア犬は、筋力の衰えや骨格周りの老化も合わさり、つまずいた経過や回数で症状が重くなりがちです。また、一度ケガをした場所は、何度も繰り返したり重症化しやすくなります。

犬種によっては特に注意が必要

腰椎の椎骨1つ1つの間からは、複数の神経が出ているので、ちょっとした転倒であっても神経を圧迫し、ケガをした部分より下の部分にマヒが出てしまうことがあります。

手足が短いミニチュア・ダックスフンドやウェルシュ・コーギーなどは、日常生活で腰椎を損傷しやすいので、椎間板ヘルニアや変性性脊髄症などにも注意が必要です。

実際に、人間にとっては大したケガでないと思っても、症状が出たり後遺症が残ることも少なくありません。

シニア犬が転ぶ危険は、色んな所にある

階段が降りられないよ!誰かきてください〜!
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬のつまずきや転倒は、屋内でも屋外でも起こります。例えば、屋内では、階段/滑る床/ソファーやベット/わずかな段差/カーペット/ベランダなど、屋外では、階段/柵などの障害物/道路の段差/側溝などが、ケガの起こりやすい場所です。

シニア犬にケガをさせない心がけでよりご長寿を目指そう!

シニア犬はケガ予防が大切!知っておきたい心がけとは
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬が穏やかに日々を過ごすためには、ケガをしないことが大事です。家の中の環境を整えることはもちろんのこと、若い頃からバランスよく栄養を取ること、運動をさせて筋肉をつけておくこと、可能であればできるだけ散歩に出て体を動かしておくことを心がけましょう。

若い頃から運動の習慣ができている子は、シニアになってもしっかり動けるので、老化も遅いようです。毎日少しずつ積み重ねていく運動をすることが大切になります。

筋力の衰えは仕方のないことですが、ちょっとした心がけで転倒やケガを防げるかもしれません!是非実践してみてください。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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