家族にはさまざまなカタチがありますが、夫婦2人暮らしで犬を飼う場合、どのような生活になるのでしょうか? ここでは、夫婦+犬の暮らしで起こりうる問題にクローズアップし、その解決策などについて見ていきます。
しつけの方針が食い違う
夫婦といえど違う人ですから、犬のしつけに関する考え方に違いが出るは当然のこと。しかし、相手の考え方に違和感を覚えたのにも関わらず、そのことをうやむやにしてしまうのはやめましょう。
相手の意見に違和感を覚えたら、極力その場で話し合うことが大切です。その際、相手の意見を一方的に否定するのはNG。相手の意見を聞きつつ、自分の考えを提案するようにすれば、話し合いは進みやすく、解決策も見いだせるはずです。
お世話の担当がどちらかに偏る
お世話の担当が夫婦のどちらかに偏ると、1人に負担がかかるだけではなく、愛犬がその人のお世話しか受け入れなくなる場合が。そのため、お世話はできるだけバランスよくシェアするようにしましょう。
なお、相手にお世話をお願いするときは、感謝の気持ちを伝えながら、具体的に何をしてほしいのか伝えるのがポイント。頼まれたほうも嫌な気分にはならないので、お世話の分担をしやすくなりますよ。
共働きで日中は留守にしがち
夫婦共働きの場合、日中は仕事で家を空けるというご家庭も少なくありません。もし愛犬を長時間留守番させるのが心配な場合は、出勤時間を調整するなどして、愛犬がひとりで過ごす時間が少なくなるよう工夫してみましょう。
たとえば、妻は早朝から午後まで働き、夕方以降は犬と過ごし、夫は朝のお世話を担当し、その分夜まで仕事をするなど。出勤時間をあえてずらすことで、愛犬の留守番時間は短くなりますよ。
とはいえ、出勤時間を調整するのが難しい人も多いはず。その場合は、犬の幼稚園やペットシッターなどのサービスや、見守りカメラなどのアイテムを利用するのもひとつの手です。
愛犬が夫婦どちらかにしかなつかない
犬はよくゴハンをくれる人や、散歩に連れて行ってくれる人など、自分にとって「イイコト」をしてくれる人になつく傾向があります。そのため、お世話の担当が偏っていると、夫婦のどちらかにしかなつかなくなることが。
愛犬になつかれていないと感じるときは、フードやおやつを使ったふれあいを心がけましょう。その際、しつけの練習やお手入れのごほうびとしてフードやおやつを与えると、より効果的ですよ。
このように、夫婦+犬の暮らしで起こりやすい問題は、きちんと話し合ったり、相手の意見を理解できたりすれば、解説できることが多いです。実際に問題に直面したときは、夫婦でよく話し合い、それでもなかなか解決できない場合は、まわりの人に相談しながら解決していくといいでしょう。
参考/「いぬのきもち」2020年3月号『1人暮らし、夫婦暮らし、子どもがいる暮らし......ファミリータイプ別に困りごとは違うんです!家族のカタチ《構成》別困りごと直しのコツ!』(監修:「Can!Do!Pet Dog School」専任しつけインストラクター 川原志津香先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。