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獣医師監修:病気やケガで愛犬が歩けなくなったら 犬のためにできるサポート、暮らし方

愛犬が老化や病気、ケガなどである日突然歩けなくなったらどうすればいい?いぬのきもち相談室の獣医師が、歩けなくなった犬との暮らし方についてお話しします。

歩けなくなるとサポートが必要になる

獣医師監修:歩けなくなった犬との暮らし方
歩けない原因はさまざまで、骨折、脱臼、靭帯損傷、関節炎、腫瘍、老化、交通事故、脊椎損傷、椎間板ヘルニア、後遺症などがある。
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が歩けなくなる原因は、ケガや病気、加齢、事故などによって「体の機能が損なわれた場合」と「神経の機能が損なわれた場合」が考えられます。

自力で歩けなくなった犬は、食事や飲水、排せつなど生活のサポートが必要です。ただし痛みや安静が必要な持病がある場合は無理に動かしてはいけません。

体も動かしにくくなると、寝返りや床ずれ予防のお世話が必要ですし、自由に動けない事で犬自身が感じる不安感やいらだちなど、発散できない気持ちを可能な範囲で和らげる対応も求められます。

辛いことですが「歩けない」状況を受け入れ、できるだけお互いの負担が少ない方法で、日々の生活や歩行補助などのお世話の工夫をしてあげましょう。

歩行の補助

獣医師監修:歩けなくなった犬との暮らし方
犬用の車椅子で歩けなかった子が自由にお散歩ができることも
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安静にしなくてもよい状況で愛犬も動きたがっているなら、歩行を補助する特殊なハーネスや犬用車いすなど、愛犬の状態のあった補助具を選び、体に負担のかからない範囲内で積極的に活動量を増やしましょう。

床の素材や段差の改善など、愛犬の状態に応じてより負担のかかりにくい生活環境を整えることも大切です。

寝たきりのお世話

寝たきりとなった場合は、褥瘡(床ずれ)ができないよう、通気がよく硬すぎない寝床で適切に体位変換や、無理のない範囲で座位(伏せの姿勢)に体を保つ時間、マッサージの時間を作るとよいでしょう。

犬と向き合う時間がより絆を深くする

獣医師監修:歩けなくなった犬との暮らし方
歩けなくなったことに、犬も戸惑っているかもしれません。心のケアを忘れないで!
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犬は歩けない事に戸惑いや苛立ちを感じているかもしれません。しかし、体の痛みの手当てを受けられる事と、愛情をきちんと感じて過ごせる事を考えていきましょう。

歩けなくなった犬は、動けないことに不安を感じて、甘えたり要求吠えをしたり、鼻をならす傾向があります。犬の要求全てに答えてることはおすすめしませんが、歩けない犬に対して、明るい声かけをしたり、スキンシップを心がけましょう。

愛犬にきちんと向き合って愛情を向けながら、お互いに穏やかに楽しく過ごせる方法を日々見つけていく努力の積み重ねが、歩けない犬との暮らし方そのものなのかもしれません。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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