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放置すると命の危険も…。犬の「胃拡張・胃捻転症候群」を獣医師が解説

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犬が食後すぐに激しい運動をすることなどが原因で、「胃拡張・胃捻転症候群」という病気を起こす可能性があるようです。

胃拡張・胃捻転症候群とはどのような病気なのか、いぬのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。

犬の「胃拡張・胃捻転症候群」とは?

診察を受ける犬
getty

——犬の「胃拡張・胃捻転症候群」とは、どのような病気なのでしょうか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「胃拡張・胃捻転症候群は、胃が拡張・捻転したことでショック状態に陥り、放置すると内臓の壊死や多臓器不全によって、数時間で命を落とす危険性がある緊急を要する病気です」

——どのようなことが原因で起こるのでしょうか?

獣医師:
「犬の胃拡張・胃捻転症候群は、過度な食事や水の摂取、早食い、食後の過度な運動などが原因であるといわれています。

犬が食事をした後にすぐお散歩に行ったり、庭やドッグランで走らせたり、室内でボールなどのおもちゃで遊ぶといった運動をした際に、胃拡張・胃捻転症候群を起こすリスクが高まります」

——具体的には、どのような症状が見られるのでしょうか?

獣医師:
「胃が横隔膜を押して刺激してしまい、症状としては吐きたそうにしているのに吐けない様子がある、またはしゃっくりをすることもあります。

また、早食いによる一時的なお腹の張りではなく、お腹の上部がパンパンに張って愛犬が苦しそうにしている場合は、命にかかわります。すぐに動物病院を受診してください

胃拡張・胃捻転症候群になりやすい犬もいるの?

ごはんを食べる犬
getty

——胃拡張・胃捻転症候群になりやすい犬もいるのでしょうか?

獣医師:
「アイリッシュ・セターやグレート・デーン、秋田犬などの胸の深い大型犬や超大型犬は発症しやすいといわれています。

また『両親が胃拡張・胃捻転症候群を発症したことがある』『1日1回の食事を高い台に乗せて食べさせている』『空気を飲み込みやすい』『早食いをする』などの因子が重なると、胃拡張・胃捻転症候群が発生しやすいといわれています。

胃拡張・胃捻転症候群の明確な原因は不明ですが、異常な胃の運動性が関連しており、複数の危険因子が絡んで発症します」

犬の胃拡張・胃捻転症候群の予防のためにできることは?

飼い主さんと犬
getty

——犬の胃拡張・胃捻転症候群の予防のために、飼い主さんが心がけたいことはなんでしょうか?

獣医師:
「犬の胃拡張・胃捻転症候群を予防するためには、たとえば…

  • 一度に大量の食事を与えず、必要に応じて回数を分けて与える
  • 早食いをやめさせる
  • 水をがぶ飲みをさせない
  • 犬の食後に激しい運動をさせない

などのことを日頃からの習慣にし、愛犬の食後の様子を注意して見てあげてください。

運動については、食後1~2時間を目安に少し時間を空けてから、お散歩に出かけたり遊んであげるようにしましょう」

外で遊ぶ犬
getty

命にかかわることもあるという犬の胃拡張・胃捻転症候群。飼い主さんは予防のためにできることを心がけてみてくださいね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ

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