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鳴き方でも分かる? 犬が飼い主さんに「大好き」とアピールする鳴き方
愛犬が飼い主さんに「大好き」という気持ちを伝えているとき、その鳴き声から判断することができるようです。今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
犬が飼い主さんに愛情を伝えるときの鳴き方
ーー犬が飼い主さんに「大好き」の気持ちを伝えているときには、鳴き声でわかるのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「わかると思います。犬が飼い主さんに愛情を伝えるとき、高めの声でクーンという甘えた感じの鳴き声だったり、キャンキャンと可愛く鳴くことが多いでしょう。
そのとき、目がキラキラしていて、飼い主さんの目を見ながらしっぽを振っていることも多いと思います」
ーー愛犬からの愛情を感じたとき、飼い主さんはどのように接してあげると犬も嬉しくなりますか?
獣医師:
「優しい表情や声、態度などで、飼い主さんも『あなたが大好きだよ』ということを愛犬に伝えてあげてみてください」
ーー触れ合うことで、犬と飼い主さんとの絆の形成に深く関係する「オキシトシン」というホルモンが脳内に分泌されることがわかっていますよね。こうしたスキンシップで、より絆が深まるかもしれませんね!
鳴き方からわかる犬の気持ち
ーー大好きの気持ちのほかにも、たとえば不安や恐怖を感じているようなときも、鳴き声でわかるのでしょうか?
獣医師:
「恐怖や不安を感じているとき、犬は低い声で鳴いていることでしょう。それと同時に、耳を伏せていたり、牙をむいていたり、しっぽを丸めて体の下に入れていたりと、全身で気持ちを表現します」
ーー犬の鳴き声からは、そのコの心理などもある程度推測することができるのですね。
獣医師:
「そうですね。気持ちのほかにも、鳴き声によって体の異変を知らせることもあります。
本来、犬は痛みを悟られないようにする動物ですが、そんな犬が『キャンッ!』と高くて短い悲鳴のような声で鳴いたときは、どこかが痛いサインの可能性があります。段差から飛び降りたときに関節を痛めたり、外傷で痛いところを飼い主さんに触られたなど、さまざまあるでしょう。
念のため、かかりつけの獣医師に相談すると安心です」
鳴き声でわかる犬の気持ち。愛犬がふだんどんな声で鳴いて飼い主さんに気持ちを伝えようとしているか、意識して聞いてみてくださいね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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