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「寒い時期の散歩のホンネ」犬も飼い主もおっくうに!? 散歩の注意点を解説
「寒くなると犬の散歩が億劫になる」と答えた人は約6割
飼い主さんたちのホンネを聞いてみました。
じつは億劫…飼い主さんのホンネとは
・「寒さが厳しくて布団からも出たくない日はおっくうになります」
・「雨上がりの日差しも無い寒い日に、何度も外を見て自分の気持ちと戦っている(笑) 行く?いや行かなくても?と…」
・「寒くて雨が降っていると『家から出たくないなぁ…、家でトイレを済ませてくれないかなぁ…』と思います」
・「最低でも1日2回散歩に行っているが、家でぬくぬくとしていたい」
・「寒いうえに夕方はすぐ暗くなり誰にも会わないさみしい散歩になるから。それでもオシッコのために散歩に行きます」
・「寒いと厚着をしなくてはいけないので着替えに準備がかかるので、億劫になってしまう」
・「寒くても暗くても大雪でも関係なく散歩に行きたがるから。家ではこたつの中にいるのに(笑)」
・「小型犬だしうちの中で遊べば大丈夫だろう…と思ってしまう」
・「それでも飼い主の義務を果たすべく重い尻にムチ打って行きます」
・「自分も寒いし、ワンコにとっても寒くないか、服着せすぎてないか、足裏は冷たくないか、甘やかしすぎなのか、いろいろ心配になるから実は行きたくない」
・「寒くて外に出たくないけど、喜んでいる姿を見ると嬉しいし、行けば楽しい」
「寒くなると、犬が散歩に行きたがらない」と感じている人は約3割
散歩に行きたがらない犬の行動については、飼い主さんたちから以下のようなエピソードが寄せられています。
無視してくる
・「呼んでも出て来ない」
・「散歩に行こう!と言っても知らん顔。行きたい時はすぐ扉の方に行く」
・「『散歩に行くよ』と呼び掛けても寝床から全然出てこない」
・「呼んでも反応しない。寝たフリをする」
動かない
・「動かない。ダラダラ歩く。うんちをしない」
・「ハーネス着けても座って動かない」
・「部屋から出てこないで、私をじっと見ていてその内に伏せをしてしまう」
・「動かないし、震えて大変」
逃げる
・「ハーネス、リードをつけようとすると逃げる。また、外に出て震える」
・「サンルームに置いてあるソファの下に入り込んで行きませんと拒否する」
・「リードと洋服を見せると逃げる」
・「散歩だよーと声かけすると逃げまわります」
震える
・「暖かい部屋で過ごしてるせいか外に出て行くと震えがとまりません」
・「震える。外に出るのが好きなのに、リード見せても近づいて来ない」
・「震えて歩かない。外に出た途端回れ右して戻ってしまう」
・「散歩に行こうと誘いますが、カーペットや、ハウスの中から動きません。外に出ても固まります。今は震える毎日で、行きはほぼ抱っこして、帰りはなぜか、体があたためられたら歩きます」
・「ガタブルと震え出し、前に進まない」
抱っこをせがむ
・「玄関から出たがらない。散歩しててもすぐに抱っこしてポーズをします」
すぐ家に帰ろうとする
・「すぐ路上に座り込み家に戻ろうとします」
・「トイレは外派なんですが、トイレを済ませたらすぐ家に帰ろうとして歩こうとしません」
・「寒い時はすぐに帰りたがります。家の玄関前まで戻ってきてしまう」
【獣医師が解説】寒い時期の散歩のポイントは
「犬それぞれの必要運動量、排泄の問題で必要なことはあると思います。日光を浴びて外の空気を吸ったほうが心と体には良いですので、できる範囲でとりいれたいですね」
「ありますね。犬も単純に寒いのです。注意したいのは、寒くてもお散歩が大好きな犬が、突然お散歩に行きたがらなくなったら、体調不良が考えられます。寒い日のほかにも、雨だと散歩に行くのを嫌だというコもいます」
寒い日の散歩で注意したいこと
「下記のような点に配慮してあげるとよいでしょう。
- 温度差によって体調不良をもたらすヒートショックを起こさないように注意する。
- 関節などに不調を抱えている場合、少し準備運動をする。
- 洋服や靴が必要であれば着用させてあげる。
- お腹が冷えやすいコは、お腹をカバーできる洋服を選ぶ。
- 散歩の時間をずらせるのであれば、なるべく気温が高い時間に散歩をする。
- 冬の生活リズムもあるので、飼い主さんも愛犬もお互いに無理をしない。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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