犬と暮らす
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「地震が発生したときに犬が見せた行動」を調査、慌ててしまう犬も
突然の大きな地震では、犬たちも怖い思いをしています。
大きな地震が起きたとき、愛犬はどんな行動を見せた?
飼い主さんのそばを離れない
- 「私にピッタリくっついて離れなかった」
- 「キョロキョロして、抱っこをせがむ」
- 「シッポを下げて、ソワソワ歩き回っていました。普段は来ない私のベッドでしばらく寝て落ち着きました」
そわそわしたり、吠えたりする
- 「もう寝ていたはずですが、スマホの地震速報と同時に吠え始め、揺れている間とその後しばらく吠え続けていました」
- 「揺れ出して少ししてからキャンキャン鳴き出して、ソワソワが止まらなくなった」
- 「ビックリしてあたりを見回し、落ち着きなく(どうしたらいいのかわからないような)うろうろした」
- 「揺れ出してからキャンキャン鳴き走り回ったので、危なくないように抱きかかえて身を守りました」
隠れた
- 「しばらくウロウロした後、クレートに入って出てきませんでした」
- 「テーブルの下に移動して座っていた」
- 「地震が来ると、走って来てテーブルの下に隠れる。今の時期はコタツの中。3.11以降、地震には敏感に反応します」
怯えてパニックになってしまったコも
- 「寝ていたのですが、揺れた時すぐに起きて震えていました」
- 「吠えながら走り回ってた」
- 「スマホの地震アラート音、ものが落ちる音、ガラスが割れる音、大きな揺れに怯えてパニックになりサークル内で走り回っていた。咄嗟に抱きかかえたが、大きな声で吠え続けながら腕の中から飛び出す勢いで暴れていたので、大丈夫だよと声をかけながら抱っこしてるのがやっとだった」
- 「サークル内で大声で吠えながら走り回っていた。落ち着きを忘れかなりパニックの様子だった。抱きかかえたところ、腕の中から飛び出す勢いで暴れていた」
- 「先日、2月13日の夜の地震のとき、部屋に1人で居たので呼びに行ったら、相当怖かったのか腰を落としてネコみたいな体勢で部屋から出てきました。小さい頃は地震でも寝てたのですが、今回は長く横揺れだったせいかなと。可哀想でした」
- 「パニックになり吠えながら走りまわって、コマンドがきかなくなった。最近小さな揺れでも反応する」
- 「寝ていたところに地震が起きたので、目を大きく開けて座って震えて、飼い主が来るのを待っていた」
- 「ジャンプしてケージから飛び出そうになった」
揺れる前に察知するような反応も?
- 「地震が起きる前落ち着きがなくなります」
- 「人が揺れを感じる前に低い唸り声をあげ、サークルタイプのケージ内でクルクル回ってました。揺れがきた時にはそばに私たちがいた事もあって、吠えはしましたが暴れたりする事はありませんでした」
- 「揺れる前、地鳴りの時点で慌てて飛びついて来て離れなかった」
- 「先日の地震の時の話です。緊急地震速報が鳴る前、寝ていたクレートから勢いよく飛び出してしばらく吠えまくっていました。そして緊急地震速報が鳴り、家が揺れている間はずっと吠えていて、揺れが収まってもしばらくはクレートに入らずベットに座っていました」
- 「地震の直前、起きてトイレトレーをカリカリと掘る動作をしていた」
愛犬と飼い主さんの身を守るための防災対策
愛犬と自宅にいるときに地震が発生。あなたがとるべき行動は?
地震が発生したとき、まずは飼い主さんが頑丈なテーブルの下などに隠れて安全を確保し、愛犬に声をかけて呼び寄せましょう。揺れが大きい場合は、ドアや窓を開けて避難経路を確保する必要がありますが、愛犬が恐怖のあまり外に飛び出さないよう、必ず先にリードをつけておいてください。
愛犬と外出中に地震が発生。どこに逃げるのが適切?
そのため、新しく建設されたビルや市民館などの公共施設といった耐震性の高い建物か、避難場所として推奨されている「避難場所の表示がある広場」に逃げるのが適切です。建築基準法が改正された1981年以降に建てられた建物のほうが、耐震性は高いと考えてよいでしょう。
また、ガソリンスタンドは比較的安全な避難場所だといえます。危険だと思われがちですが、危険物を扱っている以上、消防法の厳しい建築基準をクリアする必要があるため、一般の建物より耐震性・耐火性にすぐれています。
大規模な地震が発生し、余震が心配ですぐに避難したい。愛犬と避難するうえで、飼い主として適切な行動は?
避難先までの道が安全かどうか判断できない場合は、まず「愛犬を連れていくかどうかの判断」が必要になります。そのとき、愛犬は安全な場所に設置したハウスに残し、まず飼い主さんが避難先までの道を確認しに行きましょう。
移動の際は愛犬の安全を確保する必要がありますが、災害後は道にがれきや割れたガラスなどが散乱していたり、道路の混雑も予想されます。そのため、愛犬をキャリーバッグに入れて担いで避難したり、靴などで愛犬の足を保護して歩いて避難するのが望ましいでしょう。
また、クレートや丈夫なキャリーバッグを利用すると、避難先でも愛犬の落ち着ける場所として活用できるので、おすすめです。
災害時を想定して、「1次防災袋」と「2次防災袋」を用意しておこう
災害時、愛犬とともに避難するには、ある程度の身軽さが必要に。そこで大切なのが、すぐに持って逃げる緊急用の「1次防災袋」と、災害がある程度おさまってから取りに来る長期用の「2次防災袋」を用意しておくことです。
1次防災袋の中身は?
【1日分を想定して入れるものの例】
- 水
- 首輪・リード
- おやつ
- トイレシーツ(2〜3枚)・ウンチ袋
- ウェットティッシュ
- ゴム製おもちゃ
- 犬用の常備薬・お薬手帳
【置き場所の例】
2次防災袋の中身は?
【3日分を想定して入れるものの例】
- 水
- フード
- トイレシーツ・ニオイの出ないゴミ袋
- クレート
- タオル
- 歯みがきガム
- 防災マット
【置き場所の例】
参考/「いぬのきもち」 2020年9月『地震、台風、ウイルスに備え、ドリル形式でおさらいしよう! 防災ドリル’20→’21』(監修:防災士・動物福祉活動家 成田 司先生)
※写真は「まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
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