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宅配便に、窓の外に、留守番中に!おうちの中の吠えトラブル、プロはどう直す?

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家の中の吠え、どう対応する?

コロナ禍により、以前よりも家の中で過ごす時間が増えたという飼い主さんも多いのではないでしょうか。そこで困るのが愛犬の吠え問題。家の中で愛犬がずっと吠えていると飼い主さんも落ち着きませんし、ずっと吠え続けるのは犬の体にとっても負担になってしまいます。解決するためにはどうすればいいのか、専門家に教えていただきました! ケース別に3つご紹介しますので、チェックしてみましょう。

教えてくれたのは……西川文二先生

東京・世田谷のしつけスクール「Can ! Do ! Pet Dog School」代表。著書に『いぬのプーにおそわったこと】(サイゾー)など多数。愛犬は鉄三郎くん(12才)、ダップくん(15才)ともにオス・ミックス。

※監修の西川先生は、1日に与えるフードをトレーニングのごほうびとして使用することを推奨しています。おやつを使う際は、1日に必要な摂取カロリーの10%未満に収めるようにしましょう。

ケース1.宅配便のチャイム音に吠える

コロナ禍で、通販を利用する機会も増えた人も多いのではないでしょうか。そんななかで多く寄せられているお悩みが、宅配便の配達員さんが押すチャイム音に吠えるという「チャイム吠え」。これは、自分のテリトリー(縄張り)に入ってくる相手を警戒して、「来ないで!」と追い払うために吠える行動です。

【解決法】チャイムの音を録音して慣らそう

録音したチャイム音を、小さい音から聞かせて徐々に慣れさせましょう
録音したチャイム音を、小さい音から聞かせて徐々に慣れさせましょう

チャイムが行動のきっかけになっているので、まずこの音に慣らすことから始めましょう。録音したチャイム音を聞かせて、フードまたはおやつを与えます。音に慣らすことができれば、警戒心が薄れて吠えにくくなります。また、玄関で対応している間はハウスに入れるとよいでしょう。

  • まずは録音したチャイム音を、愛犬が吠えずに我慢できるレベルの音量まで下げて再生します。
  • フードまたはおやつを与えて、音に対して「よいイメージ」を与えましょう。
  • 音量を徐々に下げていき、実際のチャイム音が鳴っても吠えないようになるまで慣れさせます。


  • どうしてもうまくいかないという方は、玄関に張り紙をすることで、そもそもチャイム音が鳴らない環境をつくってあげることもひとつの手です。吠えは回数を重ねるほど悪化しますので、宅配ボックスを利用する、郵便物をコンビニで受け取るなどして、そもそもチャイムを鳴らさないようにする工夫をするのもよいでしょう。

    張り紙を使って、チャイム音を鳴らない環境に
    張り紙を使って、チャイム音を鳴らない環境に

    ケース2.窓の外で歩く人に吠える

    愛犬が過ごす部屋に窓があり、窓の外が愛犬からよく見えるという環境にある方から多く寄せられるお悩みです。これも、テリトリーに入る相手を嫌がって吠えています。

    【解決法】フードで愛犬の意識を外からそらす

    床の上にバラまいたフードで意識をそらしましょう
    床の上にバラまいたフードで意識をそらしましょう

    「オイデ」の指示で飼い主さんのほうに呼び寄せられればいいのですが、吠えている最中の犬は、どうしても窓の外に意識がいきがちで、なかなか難しいもの。そのため、フードを使って視線をそらす方法がオススメです。繰り返すことで、飼い主さんのことを見てくれやすくなります。

    • まずは、吠えを止める目的で、フードを床にバラまきます。
    • その後、愛犬の名前を呼んで、飼い主さんの手前の床にもう一度フードをバラまきましょう。
    • 犬の意識が飼い主さんに向くため、吠えにくくなります。


    • または「吠えない環境」を整えるのも有効です。断熱シートや窓用の目隠しフィルムをはれば、愛犬は外が見えなくなるので、人通りも気になりにくくなるでしょう。

      窓の外が見えにくくなれば、吠え予防に
      窓の外が見えにくくなれば、吠え予防に

      ケース3.留守番中にずっと吠える

      「留守番中にずっと愛犬が吠えている」、というお悩みも多く寄せられています。これは犬の「絶対嫌!」という、強い不快感から来る吠え。深刻度もかなり高い問題行動です。留守番中にずっと吠えていると、ご近所の迷惑にもなってしまうので、なるべく早めに解決したいものですが……。

      【解決法】ひとりでも大丈夫と思えるトレーニングをしよう

      「いなくなっても戻ってくる」という信頼関係を築きましょう
      「いなくなっても戻ってくる」という信頼関係を築きましょう

      留守番中にずっと吠えているようなら、深刻なケースのこともあります。さらに留守番中だけそそうしたり、物を破壊する場合は、分離不安症を疑ったほうがよいでしょう。しつけによる対処法としては、まずクレートトレーニングをすること。合わせて「かくれんぼトレーニング」をすることで、不安を軽減してあげるのがよいでしょう。

      「かくれんぼトレーニング」は、愛犬に「マテ」をさせて、愛犬から見えない部屋に移動するトレーニング。目的は「飼い主さんがいなくなっても、必ず戻ってくる」という信頼関係を築くこと。やり方としては、まず愛犬が引っ張っても動かない家具などにリードを固定し、部屋を出ます。

      最初は数秒ですぐ愛犬のいる部屋に戻り、愛犬がおとなしく待っていられたらごほうびを与えましょう。徐々に部屋を出ている時間を延ばしていき、ひとりでも大丈夫と思えるように練習を重ねましょう。

      ※不安を感じる方は、しつけのプロなど専門家の指導のもと、行いましょう。

      悩みを解決して、家での時間を快適に♡

      いかがでしたか? しつけは一朝一夕でできるものではありませんが、愛犬とおうちの中で過ごす時間を充実させるためにも、ぜひ試してみてくださいね。どうしても直らない、なかなかうまくいかないという場合は、家庭犬しつけインストラクターに相談することも検討してみてください。

      参考/『いぬのきもち』2021年3月号「吠え・噛み問題は解決できる!」(監修:「Can ! Do ! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
      撮影/尾﨑たまき
      イラスト/小倉隆典
      文/影山エマ

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