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コーギーなどの足が短い犬種を飼う際の注意点とは? ケガの対策を獣医師が解説

コーギーやダックスフンドなどの犬種は、足が短いのが特徴ですが、飼う際には配慮してあげたいこともあるのだとか。今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

足が短い犬を飼うときに配慮したいこと

見つめる犬
getty
——コーギーやダックスフンドなどの足が短い犬を飼うときに、飼い主さんが配慮したいことはなんでしょうか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「足が短い犬は、段差をのぼる際に体がしなり腰を痛めてしまうので、段差が続く階段や大きな段差があるソファは使用しないようにしましょう。

ただ、家の中でもずっと平坦な場所で生活できるわけではありませんよね。足が短いコでも、大きく飛び跳ねる必要もなくまたいで超えられる小さな段差程度であれば、運動にもなりますので大丈夫でしょう」

——足腰を痛めてしまった場合、飼い主さんはどのような対策をしてあげるとよいですか?

獣医師:
「もし足腰に不調が出てしまい、小さな段差も難しい状況になれば、本格的にバリアフリーにしていく必要があるでしょう。

ただ、小さな頃から階段やソファの昇降のある生活に慣れていると、いざやめなければならない状況になったときに、犬は困惑します。『今までやってよかったものを突然禁止された』『他の家族がやっていても自分だけが禁止されている』といった状況は、ストレスになってしまいます。

そのため…
  • 初めから段差のある場所にアクセスできないようにする
  • 置かなくてよいのであればソファを置かない
  • 置く場合はフラットなソファにする
などと将来をみすえた準備をすると、犬が混乱してしまうのを防げると思います」

足が短い犬種のコが注意すべき病気

走る犬
getty
——足が短い犬種は、特にどのような病気に気をつけたほうがよいでしょうか?

獣医師:
「足が短く胴が長い犬種は、骨格的に弱い性質を残しています。足腰だけでなく他の関節が弱いこともありますし、弾力が必要な皮膚が弱い場合も割とあります。何か異変があれば、動物病院を受診してください。

もし定期的に気になる症状が出たり、いつも同じ時期に不調が出るようでしたら、そこを強化できるようにかかりつけ医と相談しましょう」


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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