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「犬の夜鳴き」は認知症だけじゃなかった!犬が夜に鳴く理由を解説

犬が認知症になると、毎晩夜鳴きをするケースもあるそうです。犬の夜鳴きはなぜ起こるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の先生が、夜鳴きの理由を解説します。

犬の認知症はさまざまな行動変化が起こることがある

もし愛犬が認知症になったら?犬の夜鳴きの理由を解説 いぬのきもち
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犬の認知症とは、加齢に伴う脳の萎縮や病気などによって、「認知機能」という、自分の周りやさまざまな事を認識したり、理解するための脳の働きが低下していく状態のことをいいます。

例えば、犬の認知症の特徴に、自分のいる場所や周囲の距離感がつかめない、他の犬や人への興味が低下する、立つ・座る・歩くなど今までできていた動作がぎこちなくなる、不安が強くなる、夜鳴きをするなど、さまざまな行動変化が起こることがあります。

犬の夜鳴きは、認知症だけが理由じゃない

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認知症の犬は、不安や飼い主さんを呼ぶ気持ちの表現として夜鳴きをすることもありますが、こういった症状は認知症のときだけに起こるとは限りません。

ある日突然、特定の刺激が夜鳴きのきっかけとなることも

例えば、認知機能がしっかりしている犬でも、夜間に物音や突然の光、振動など、特定の刺激によって強い緊張や警戒の気持ちを経験すると、それ以降、夜になると頻繁に鳴く行動がみられるようになる場合があります。

病気や体の痛みで夜鳴きをすることも

他にも、病気や怪我の治療中に、深夜になると身体の痛みやつらさなどから、鳴く行動がみられるようになることもあります。

また、病気や投薬、手術などの影響で生じることがある“せん妄”という意識障害の状態になっている犬は、夜間になるとその症状が強まって夜鳴きをすることがあります。

このように、犬の夜鳴きの症状は、認知症以外のことがきっかけとなって、ある日突然始まることもあるのです。

愛犬に夜鳴きの症状がみられたら、夜間以外の行動や体調変化にも目を向けつつ、まずはかかりつけの動物病院へ相談するとよいでしょう。

気になることは獣医師に相談を

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毎晩、深夜に夜鳴きをするようになったら、飼い主さんやご家族も体調を崩してしまう可能性があります。

もし、飼い主さんが寝不足などで悩まれている場合は、困っていることをそのまま獣医師に伝えてみましょう。

愛犬の変化には気を配っていきたいですね。

監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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