ニオイや汚れが気になり、おうちで犬のお手入れをする機会が増える季節です。でも、いざとなると「これって大丈夫なの?」「こういうときはどうすればいいの?」と思うことが出てくるもの。
今回は、そんなお悩みを解決するお手入れのポイントをご紹介します!
お悩み1「シャンプーのときに顔を洗ってもいいの?」
シャンプー液や水が犬の目に入らないか心配で、顔を洗っていいのか悩んでしまう飼い主さんは多いようです。じつは、犬は目よりも鼻にシャンプー液などが入ることを嫌がります。目には少々水が入っても平気です。
顔を洗うことは問題ありませんが、鼻に水が入らないよう犬の鼻を少し上向きにして、頭の後ろからやさしく水や湯をそそぎましょう。
お悩み2「シャンプーの翌日にもう体がにおう……」
シャンプーをしたばかりなのに体がにおうのは、汚れがきちんと落ちていないからかも。よくある間違いとして、シャンプー液を犬の体に直接かけることが挙げられます。犬の体の上で泡立てながら全身に広げるのは、汚れを包んだ泡を体に広げているのと同じことです。
シャンプー液は泡立てネットやボウルでしっかり泡立てたあとに犬の体につけましょう。そして、各部位ごとにきれいな泡をつけて洗うことがポイントです。
お悩み3「顔まわりのブラッシングを嫌がる」
顔まわりのブラッシングを嫌がるのは、コームやブラシが大きすぎて怖いからかもしれません。いつもより小さめのものに替えてみてください。
ブラッシングをするときは、顔の正面からではなく横から徐々におこなうといいでしょう。犬が痛がらないよう、やさしくとかすことも大切です。
お悩み4「体を拭くときは乾いたタオルでもいい?」
シャンプーするまでもないけれど体の汚れを落としたいというときは、しっかり絞った濡れタオルや犬用ウエットシートで体を拭きましょう。乾いたタオルだと静電気が起きて犬が嫌がる原因となることがあり、汚れも十分に取れません。
お悩み5「顔を拭くときに噛む」
顔まわりのブラッシング同様、犬の顔の正面からサッと拭こうとすると犬が怖って噛むことがあります。また、タオルをおもちゃだと思って噛もうとすることもあるかもしれません。
小さめのウエットシートで斜め後ろから手を差し出し、頬のあたりから徐々に正面へ向かって拭いていきましょう。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、おうちでのお手入れがグンと楽になります。お手入れマスターをめざして、ぜひ参考にしてみてください!
参考/「いぬのきもち」2019年4月号『子犬に必要なしつけとお手入れを紹介!さいしょの一歩最終回』(監修:一級建築士 トリマー トリミングサロン「HONDEHOK」運営 二村陽子先生)
文/えむら若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。