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【体験談】「愛犬を甘やかした」と自覚のある飼い主は約6割 いま悩んでいる「困りごと」とは?

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愛犬を甘やかして育ててしまったかも…と心当たりのある飼い主さんは、どれほどいるのでしょうか?

愛犬を甘やかして育てた…自覚のある飼い主は約6割

いぬのきもちWEB MAGAZINE『「犬の育て方、散歩」に関するアンケートvol.17』400件の回答
いぬのきもちWEB MAGAZINE『「犬の育て方、散歩」に関するアンケートvol.17』400件の回答

いぬのきもちWEB MAGAZINEが飼い主さん400名に「愛犬を甘やかしてしまった自覚があるかどうか」を聞いてみたところ、今回の調査では約6割の人が該当する結果になりました。

愛犬を甘やかしてしまったことで、困っていることも!?

見つめる犬
getty

また、飼い主さんたちには、甘やかしが原因で困りごとがあるのかどうかも聞きました。すると、飼い主さんたちからさまざまな声が寄せられました。

ゴハンの悩みが…

ゴハンのことで愛犬を甘やかしてしまい、好き嫌いがあって食べないといったコがいるようです。

  • 「ドッグフードにトッピング(お肉や茹で野菜)をのせないと食べなくなった。我慢してお腹が空きすぎると、しょうがなく食べてる感じがします」

  • 「食べることへの意欲がなく、ドッグフードも食べず1日何も食べない日もあり、仕方なくジャーキーをあげたりしてしまったりして、余計にフードは食べずといった感じになってしまいました」

  • 「おそらくドッグフードに飽きて食べなくなってしまった時、フードになにかをトッピングして出した時。食べて欲しくて何か工夫してしまう自分は甘いなぁと思う」

  • 「ゴハンを自分で食べない事です。毎食、スプーンであげています」

おやつをあげすぎてしまった結果…

おやつを欲しがる犬
getty

愛犬におやつをねだられたときにあげていたら、毎回欲しがるようになったり、太ってしまったというコも。

  • 「おやつをねだる姿が可愛くて、ついあげてしまう。アピールすればもらえると分かっているので、欲しい時のアピールがすごくなってしまった」

  • 「オヤツください。とジッと見つめてくる圧力に負けて、つい『ちょっとだけだよ』とあげてしまう。お陰で年々体重が…」

散歩中にワガママ発揮!?

散歩する犬
getty

散歩で愛犬の行きたい場所に行かせるようにしていたら、飼い主さんの言うこと聞かなくなったという声も。

  • 「散歩中、行きたい方向に行かせていたら、違う方向に向かおうとすると、座り込んでストライキする様になった」

  • 「帰宅拒否するので抱っこで帰っていたら、家が近くなると抱っこするまで動かなくなってしまった」

しつけやお手入れなどで苦労することも…

吠える犬
getty

しつけやお手入れの際に甘やかしてしまい、成長してからも困りごとがあるといった声もありました。

  • 「吠えたらオヤツをあげていたら、要求吠えを頻繁にするようになった」

  • 「好きなようにさせすぎて、わがままになり言うことを聞かない。思い通りにしようと吠えたり、嫌なことをされると唸ったり噛んだりする」

  • 「噛んでくる時にかまってしまったので、噛むと遊んでくれると思っている」

  • 「常に側にいてかまってあげてたために、一匹でいる事ができなくなってしまった。買い物など出かける時が大変」

  • 「歯磨きは嫌がる為、つい避けていたらすっかり口の中を触るのは断固拒否するようになってしまった…」

一緒に暮らすうえで悩ましいことも

見上げる犬
getty

愛犬と一緒に寝たり、いつも一緒にいることで、日常で困ったことがあると話す飼い主さんも。

  • 「室内で大事に育てすぎたせいか、ちょっとしたことでもビビリで、あまり社会慣れしていないようです」

  • 「子犬の頃ケージで寝かせようとしていたけど、キュンキュン鳴くのがかわいそうで一緒に寝てしまった。夜は一緒じゃないと寝られなくなってしまった」

  • 「愛犬だけで留守番をさせる機会をつくらずに過ごしてきたので、出かける時も誰か家にいないといけなくなった。他人に警戒心があるため、冠婚葬祭の時にはどうしようか今考えています」

【獣医師解説】愛犬を甘やかすとは、どういうこと?

見つめる犬
getty

今回アンケートに回答してくれた飼い主さんたちは、「愛犬を甘やかしてしまったかもしれない」と感じているようですが、甘やかすとはどのようなことをいうのでしょうか? いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

——「犬を甘やかす」というのは、どのようなこと指しますか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
犬のことを理解せず、そのまま放置してしまうことだと思います。甘やかさないで育てることを、常に人間の言いなりになることと考えられる方がいますが、それもまた違います。

犬は生き物なので、まずは最低限生きるときに必要なものは満たされなければなりません。また、犬には犬の本能的な習性があるので、それを満たす必要があります。そのうえで人間社会で生きる必要があるので、お互いに必要なルールを教えてあげる必要があります。

さらに、『人間が飼育する』という環境にさせているので、飼い主さんは予防できる病気は予防する、危険のないようにする、彼らの心と体の健康を考える、生活が豊かになるように考えるということを生涯続けなければならないと思います」

——アンケートの回答を見ると、「甘やかしたかも」と自覚している飼い主さんが多い印象でした。

獣医師:
「今回の調査で回答してくれた方たちは、どれも犬の習性、個々の特性を理解できていないために、甘やかしてしまったのではないかと感じます。上記で述べたことがうまくいかないようだと、健康を損なうことにもつながる可能性があるので、注意が必要です」

「愛犬がゴハンを食べない」 考えられる原因は?

ごはんを食べる犬
getty

——愛犬を甘やかしたことが原因で困っていることとして、ゴハンやおやつに関する悩みが多く寄せられました。ゴハンを食べないなどの原因は、どのようなことが考えられるのでしょうか?

獣医師:
「犬がフードを食べない問題はよく起こります。これは、ただのワガママだけが原因ではありません

よくある原因としては、おやつの量が多すぎることでしょう。犬と人間の体のサイズはかなり違うので、人間の感覚ではおやつの量が少ないと思っても、犬目線で考えるとかなり多い場合があります。おやつだけでお腹いっぱいになってしまいます。

おやつの量の目安は、1日のフード量の10%ほどだと言われています。そのコに合ったおやつの量をはかって与えるようにしましょう」

フードをころころと変えることも、好き嫌いの原因に

見つめる犬
getty

——ゴハンを食べないからと、いろいろなものを与えてしまった飼い主さんもいたようでした。これも好き嫌いにつながる可能性があるのでしょうか?

獣医師:
「そうですね。少し食いつきが悪いからといって、次々にいろいろなフードを小さいうちから与えてしまうと、より高たんぱく、高脂肪のフードを好むようになり、それが好き嫌いの原因になることもあります。

また、おやつやご褒美が高たんぱく高脂肪であると、主食となるべきフードへの食いつきが悪くなる場合もあります」

運動量が足りていないことが、ゴハンを食べない原因のことも

見つめる犬
getty

——愛犬のワガママというよりも、飼い主さんのお世話や習慣よって、ゴハンを食べなくなってしまうということがあるのですね。

獣医師:
「そうですね。また、現代の犬は動く機会が少ないように感じます。『犬は家にいればよい、散歩は何分でよい』などと、動く機会を制限してしまっている飼い主さんも見受けられますが、動かなければお腹も減りません。

もちろん、個々によって楽しめるものが異なります。散歩があまり好きではない犬もいますが、犬自身がほかに楽しみを見つけに出かけられるわけではないので、飼い主さんが代わりに探してあげる必要があります。

愛犬の健康のためにも、日頃から楽しんで運動する機会を作ってあげるようにしましょう」

消化能力が弱い犬もいるので気をつけてあげよう

くつろぐ犬
getty

獣医師:
「また、最近では消化能力の弱い犬も増えています。日本は湿気があったり、季節が変わる国なので、お腹の不調を抱えることは多いです。そのようなコにたくさん食べろと言っても食べられません。そのコがきちんと消化できる量を与える必要があるでしょう」

——愛犬がなぜゴハンを食べないのか原因を見極め、もし消化能力の問題など体に何か気になることがあるようであれば、動物病院を受診して相談するのがよさそうですね。

獣医師:
「そうですね。今回の調査で飼い主さんが回答した『甘やかしが原因の困りごと』は、ゴハンだけの問題に限らず、どれも飼い主さん側が犬への理解をやめてしまったことが大きな原因ではないかと思います。

お世話をするなかで、どのようにするのがよいのかわからない場合もあるでしょう。愛犬の困りごとが、じつは病気が関係しているという可能性もあるかもしれません。気になることがある場合は、かかりつけの獣医師に相談してアドバイスをもらうなどしてみるとよいと思います」

いぬのきもちWEB MAGAZINE『「犬の育て方、散歩」に関するアンケートvol.17』
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami

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