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犬が「飼い主さんを判別する方法」とは? 重要な判断ポイント2つを解説
犬が飼い主さんのことを認識する「重要な判別方法2つ」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬が飼い主さんを判別する方法
「犬にとって飼い主さんの判別は、やはり音とニオイで行われるのではないかと推察されます。犬は人間の感覚器官の性能と比べると、聴覚と嗅覚が優れていて、視覚は劣っているということはわかっています。
犬はもともと視力が悪く色を見分けることも苦手で、飼い主さんのこともシルエットのような全体像で見分けるといわれています」
「視力は平均して0.2~0.3程度で、焦点を合わせる能力が弱く、視界がぼやけて見えています。例えると、すりガラスを通したような画像なので、細かい顔のパーツまで見るのは難しいと思われます」
犬は飼い主さんを視覚で判別するのは難しい?
「具体的な距離というのはわかりませんが、私の愛犬は50m先の家族は見えているようです。もしかしたら、先にニオイや声に気づいているのかもしれません。
視覚での判断に関していえば、周囲に物が少なかったり、開けた場所であるということも影響すると思います。また、ニオイも同時に漂うと思いますので、視覚でどの程度先の飼い主さんが見えるものなのかという判定は、難しいように思います。
飼い主さん側から愛犬の名を呼んでしまうと思うので、その声のほうに早く反応しているなと感じます」
犬は音で飼い主さんを判別している
「声のほかにも、足音や歩くリズム、飼い主さんが持っているキーホルダーなど特徴的な音を発するものも、判別の材料になっているのではないかと思われます」
「音を聞いて判断しているのか、時間的な感覚で『そろそろか』と待っているのか、実際のところはわかりません。
ふだん診察していて飼い主さんにお話を伺うと、『愛犬が玄関待ちしてから5~10分くらいでお父さんが帰ってくる』などと、時間的なことの話を聞くことが多いです。
もし音で判断しているのであれば、5~10分くらい先の距離にいる飼い主さんの存在に気づいている可能性もあるのかもしれませんね。
家にペットカメラをつけている場合は、ぜひ愛犬の様子を観察して、計測してみてください」
犬はニオイで飼い主さんを判別している
「飼い主さんの体臭だけでなく、香水や洋服から香る柔軟剤などのさまざまな情報を本能的に分析している可能性があります」
「そうですね。慣れ親しんだ飼い主さんのニオイがしみついたセーター類や毛布などは、犬の不安定な精神を落ち着かせるために大きな効果を発揮します。犬にとって飼い主さんのニオイは、ひときわ重要な役割を持っているのかもしれません」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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