「トイレに入るけれど、いつもトイレトレーから排泄物がはみ出してしまう」「足をあげてオシッコするので、はみ出すことが……」など、愛犬がちゃんとトイレに行っているのに、ウンチやオシッコがはみ出してしまうことはありませんか? じつはこのような失敗は、ちょっとした工夫をするだけで意外と簡単に直ることが多いです! 今回はトイレのはみ出しを解決する工夫を失敗パターンごとにご紹介します。
失敗パターン1)体はトイレトレーに入っているのにはみ出す
「トイレトレーを大きいものに変えるだけ」でうまくいく!
このサイズなら体全部がしっかり入るのでOK!
ちゃんとトイレトレーに入って排泄できているのに、はみ出してしまうのは、トイレトレーのサイズが愛犬の体形に対して小さいのかもしれません。今よりも大きめのトイレトレーに替えてみましょう。トイレトレーは、犬が入ってひと回りでき、まわりに余裕があるくらいくらいがちょうどです! トイレスペースはできるだけ大きい方が犬は排泄がしやすく失敗が減りますよ!
失敗パターン2)トイレの端っこで排泄してはみ出す
「トイレをサークルで囲うだけ」でうまくいく!
成功体験を積み重ねると、上手にトイレできるように!
トイレまで行くのに、なぜか端っこの方で排泄してしまう犬には、トイレサークルがオススメ!
トイレサークルとはトイレのまわりをサークルで囲ったもので、端っこで排泄しようとしても体がサークルにあたって行動が制限されるので、失敗がなくなります。犬が排泄しそうになったらトイレサークルに入れて扉を閉め、うまくできたらおやつを与えてたっぷりほめて。しばらく練習して上手に排泄できるようになったら、トイレサークルの扉を開けておき、犬が自由に出入りできるようにしましょう。
失敗パターン3)足をあげてオシッコするのではみ出す
「L字型トイレに変えるだけ」でうまくいく!
足をあげてのオシッコも、これではみ出しナシ!
足をあげてオシッコする犬は、通常の平たいトイレトレーでははみ出してしまうことも。シーツで壁を作れるL字型トイレを使えば、はみ出す回数が減ります。また、未去勢のオスの場合は、マーキングの意味でオシッコをすることがありますが、去勢手術をするとおさまることがあるので、検討してもみてもいいですね。
柱を作ると、そこめがけてオシッコしてくれる犬も!
また、上の写真のようにペットボトルにトイレシーツを巻き、トイレの中央に置く方法も手軽にできるので試してみても!
いかがでしたか? トイレの形状を変えるだけの超簡単な方法ばかりなので、愛犬のトイレのはみ出しに悩んでいる飼い主さんはぜひ実践してみてくださいね!
参考/2018年3月号「トイレのお悩みまるごと解決! しつけ編」(東京・江東区「SKYWAN! DOG SCHOOL」代表 井原亮先生)
撮影/佐藤正之
文/melanie