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シニア犬は”鼻が乾燥しやすい?” 犬の鼻の乾燥、対処法とは
今回はいぬのきもち獣医師相談室の先生に、シニア犬の鼻の乾燥について聞きました。
鼻の乾燥は病気や加齢で起こりやすい
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬は動かないと体に潤いを与えるための分泌が減るため、活発に動いているときよりも鼻が乾きやすくなります。
また、発熱している場合であれば犬が動かなくなりますし鼻は乾きやすいですね。
他にも脱水を起こしやすい病気や代謝が落ちる病気、涙が鼻まで十分に届かなくなる病気では鼻が乾きます。
病気でなくても、年齢を重ねると体の水分を保持する力がなくなったり、部分的に乾燥しやすくなりますし、過ごしている環境が乾燥していれば体の表面も乾燥します。」
鼻の乾燥はケアが必要なことも
獣医師:
「元気があって鼻がサラサラしている程度であれば問題はありません。
鼻がカサカサしている、割れている、剥がれ落ちるといった状態の場合は、痛みをともなうのでケアが必要です。」
治療やケアは獣医師の指示のもと行う
獣医師:
「動物用の保湿剤などで治療を行うこともありますが、乾燥を起こす根本的な病気が内臓などに隠れていないかを検査した上での治療が必要です。
飼い主さんの判断で何かを塗るのではなく、必ず獣医師の指示のもとでケアを行ってください。」
――愛犬の鼻が乾燥しているときに飼い主としでできることは何でしょうか。
獣医師:
「病気が原因であるなら治療が必要です。
心配なことがあれば、ひとりで悩まないで動物病院で相談してください。 病気の早期発見だけでなく、飼い主さん自身の心配も減りますし、鼻の乾燥に対するそのコに合った正しい対処につながります。」
愛犬の鼻の乾燥が気になったら、まずは獣医師に相談してみることが大切です。日頃から愛犬の体の状態に気を付けていきたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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