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柴犬マロたん、大好きなじぃじに再会できる時を待ちわびる毎日

父が脳内出血になり専門の病院でリハビリをしていたとき、よくマロたんを連れてお見舞いに行きました。その時の連載記事には、たくさんの励ましのお言葉をいただきました。ありがたいことに、それからも父を気にしてくださる読者の方がいらっしゃるので、今回は現在の父とマロたんについて書きます。

3ヶ月ぶりの再会の日

まずは、マロたんがどんな風に入院中の父に会っていたかと振り返ります。脳のダメージが残った部分が大きかったことや、後遺症で思うように体を動かせなくなったストレスなどで、以前に比べてものすごく怒りっぽくなった父。マロたんが大好きだったのは、こっそりお菓子(人間用の…)などを食べさせてくれる甘い”じぃじ”なのに、そんな父に会わせて良いものかとずいぶん悩みましたが、3ヶ月ぶりの再会のこの日、マロたんを見た父はにっこりと微笑み、優しく撫でてくれたのでした。

リハビリのお手伝いに勤しみます

それからは、作業療法の時間に趣味のカメラを使ったリハビリをしていた父のために毎週のように一緒にお見舞いに行きました。マロたんは、モデルでお手伝いです。集中力が続かないと言う後遺症もあるのですが、良い表情のマロたんを撮ろうと何度もカメラを構えたり、自分の帽子をマロたんに被せようとした時には、上がらないはずの腕が大きく上げられるようになったりと、マロたんがもたらしたリハビリの効果は小さくありませんでした。そして、何よりマロたんを連れて行くようになってからは、父の笑顔が増えました。

喜ぶ父と、テレビを見ているマロたん

リハビリ病院を退院した父は、施設へ入所することとなりました。最後まで自宅介護も検討しましたが、要介護度5・身体障害者手帳1級の現実は厳しく…。ですが、この施設ではセラピードッグがいることもあり、カートに乗っていればベッドサイドまでマロたんOK。これからもマロたんと一緒に会いに行ける、と思っていたのですが、マロたんと父が会えたのはこの時まででした。父が肺炎になって入院してしまったためです。それが昨年の7月、ちょうど1年前です。

またいつか会える日が来るから

その後の父は長期療養型の病院へ転院しました。玄関前でならマロたんもお見舞いOKと許可をいただいたのですが、父の体調だったり、機嫌だったり、なかなかタイミングが合わずに1年が過ぎてしまいました。何度かマロたんを連れて行き、父に「車で待ってるから会いに行こう!」と誘っても「会いたくない」「車椅子に乗りたくない」と、拒否されてしまうのです…。

またじぃじがくれるおやつ食べたいね

それでも、病室に飾ってある写真を見た看護師さんが「わんちゃん、可愛がってたんですね」と声をかけてくださると、父は笑顔でうなづいたり、「会いたいでしょう?」と聞かれたら、「会いたい」と答えるそうです。可愛いと思ってくれているのだから、またいつかマロたんに会いたくなる日が来るはずだと、焦らずその時が来るのを待っているところです。

じぃじ、大好き。

この暑さが落ち着いたら、また父を誘ってみようと思います。後遺症によって、いろんなことを忘れてしまう父ですが、マロたんの名前も食いしんぼうなことも、何より自分が可愛がっていたことは忘れていません。きっとまた「会いたい」と思ってくれると信じています。
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