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「シェルティ」と「ラフ・コリー」似ているけど、どこが違うの?
「シェルティ」の愛称で親しまれているシェットランド・シープドッグと、人気アニメ『名犬ラッシー』のモデルとなったことでも有名なラフ・コリー。見た目が似ていることでよく話題になりますが、どのような違いがあるのでしょうか?
「体の大きさ」がまったく違う!
シェットランド・シープドッグは「中型犬」
シェットランド・シープドッグは「中型犬」に属する犬種で、成犬時の標準的な大きさは、体高が35.5~37cm前後、体重は8~12kg程度とされています。個体差はありますが、メスよりもオスのほうが大きく成長する傾向にあるようです。
ラフ・コリーは「大型犬」
ラフ・コリーは「大型犬」に属する犬種で、成犬時の標準的な大きさは、体高が56~61cm、体重は22~30kg程度とされています。シェットランド・シープドッグに比べると、ずいぶんと体が大きいことがわかりますね。
スタンダードとして認められている「毛色」が違う!
シェットランド・シープドッグは5色
シェットランド・シープドッグは、「セーブル」「トライカラー」「ブルーマール」「ブラック&ホワイト」「ブラック&タン」の5色がスタンダード(犬種標準)として認められています。
上の画像は「セーブル」と呼ばれる毛色ですが、シェットランド・シープドッグといえばこの毛色を思い浮かべるかたも多いのではないでしょうか。
ラフ・コリーは3色
ラフ・コリーは、「セーブル&ホワイト」「トライカラー」「ブルーマール」の3色がスタンダードとして認められています。
上の画像は「トライカラー」と呼ばれる毛色ですが、この毛色はブラックが主色となり、足と頭部に濃いタンの斑が入るのが特徴です。
「性格の特徴」にも違いが見られる!
シェットランド・シープドッグは愛情深く従順な性格
シェットランド・シープドッグは、飼い主さんに対する愛情が深く、従順で人を喜ばせることが好きな性格といわれています。
また、かつて牧羊犬として活躍していたことから、知的で活発な犬種ともいわれ、警戒心が強く出ることもあるようです。飼う場合は、子犬のころからさまざまな刺激に慣れさせておくといいでしょう。
ラフ・コリーは穏やかでやさしい性格
ラフ・コリーは穏やかな性格といわれ、比較的誰にでもやさしく接する傾向があります。頭がよく、学習能力も高いのでしつけも入りやすいでしょう。
なお、牧羊犬時代の名残から、防衛本能がやや強く出る犬もいます。飼う場合は、攻撃的な性格にならないよう、きちんとしつけることが大切です。
※犬の性格には個体差があります。
違う犬種なのに似ているのにはワケがある!?
ちなみに、シェットランド・シープドッグは、イギリスのシェットランド諸島にいた大型の牧羊犬が、ボーダー・コリーの祖先や輸入されたラフ・コリーと交配され、長い年月をかけて小型化し、誕生したといわれています。
今回は、シェットランド・シープドッグとラフ・コリーの違いを3つご紹介しました。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『シェットランド・シープドッグの特徴と性格・価格相場|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 認定動物看護師 ペットグルーミングスペシャリスト 福山貴昭先生)
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『ラフ・コリーの特徴と性格・価格相場|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 認定動物看護師 ペットグルーミングスペシャリスト 福山貴昭先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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