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名作アニメ・漫画・小説に登場する犬種は何?『スヌーピー』のモデルは?
犬が登場するアニメや漫画、小説は数多くありますが、どの犬種がモデルになったのかなどについて、詳しく知らないというかたも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、世界的にも有名な「名作アニメ・漫画・小説」に登場した犬のモデルといわれる犬種を、4つピックアップしてご紹介します。
ラフ・コリー:『名犬ラッシー』

映画やTV番組などで大ヒットした『名犬ラッシー』に登場し、一躍有名になったのがラフ・コリーです。
ラフ・コリーは、スコットランド北部の寒い地方原産の犬種で、牧羊犬として活躍したとされています。19世紀後半には、ヴィクトリア女王に寵愛されたことで注目を浴び、貴族や富裕階級の愛玩犬としても人気が高まりました。
穏やかで優しい性格

ラフ・コリーの性格は穏やかな傾向があり、比較的誰にでも優しく接することができるとされています。また個体差はありますが、非常に賢く物覚えのよい犬が多いため、しつけにもあまり苦労しないでしょう。
ダルメシアン:『101匹わんちゃん』

映画『101匹わんちゃん』で有名なのがダルメシアンです。
ダルメシアンの歴史は古く、古代エジプトの墓や古代ギリシャの壁画彫刻にも、その姿が描かれていました。はっきりとしたルーツはわかっていませんが、クロアチアの”ダルメチア地方”が発祥と考えられ、ダルメシアンという犬種名は、その地方の名前からつけられたとされています。
明るく陽気な性格の持ち主

ダルメシアンは明るく陽気な性格とされていますが、警戒心が強く、飼い主さん以外の人や犬には、気を許さない一面も見られます。また、馬車の伴走犬として活躍していこともあり、並外れた持久力を備えた犬種ともいえるでしょう。
ブービエ・デ・フランダース:『フランダースの犬』

小説『フランダースの犬』に登場する、パトラッシュという犬のモデルとして有名になったのが、ブービエ・デ・フランダースです。(日本で放映されたTVアニメでは、別の犬種を参考にして描かれたといわれています。)
ブービエ・デ・フランダースは、16世紀ごろにスペイン人が持ち込んだ犬種と、フランドル地方の土着犬から生まれたと考えられ、牧牛犬や運搬犬、軍用犬、番犬、警察犬など、さまざまな場面で活躍してきました。
温和で優しい性格の持ち主

さまざまな場面で作業犬として活躍してきたブービエ・デ・フランダースは、現在でもその能力を大切にされており、忠誠心や賢さ、我慢強さといった本来の特性が受け継がれています。成長するにつれてマイペースな一面が出てくることもありますが、基本的には温和で優しい性格とされ、とても穏やかで落ち着いているでしょう。
ビーグル:『ピーナッツ』

漫画『ピーナッツ』に登場する、「スヌーピー」のモデルになったといわれているのがビーグルです。
ビーグルは、紀元前ごろギリシャでウサギ狩りに使われていた犬が祖先と考えられ、16世紀にはイギリスで猟犬として活躍していました。現在では、家庭犬として人気を集めているほか、優れた嗅覚を生かし、空港での「検疫探知犬」としても活躍しています。
明るく朗らかな性格

明るく朗らかな性格といわれるビーグル。群れで狩りをしていた習性から、協調性や社会性も備えているので、多頭飼い向きの犬種といわれることもあります。そのぶん、単独で過ごすのは苦手な傾向があるので、いつも一緒にいられる飼い主さんに向いているでしょう。
今回は、4つの名作アニメ・漫画・小説のモデルになった犬種をご紹介しました。
ご紹介した犬種の詳しい情報が気になるかたは、各犬種解説下の「犬図鑑」も参考にしてみてくださいね。
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『ラフ・コリーの特徴と性格・飼い方・価格相場など|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 福山貴昭先生)
いぬのきもちWEB MAGAZINE『ダルメシアンの特徴と性格・飼い方・価格相場など|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 福山貴昭先生)
いぬのきもちWEB MAGAZINE『ブービエ・デ・フランダースの特徴と性格・飼い方・価格相場など|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 福山貴昭先生)
いぬのきもちWEB MAGAZINE『ビーグルの特徴と性格・飼い方・価格相場など|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 福山貴昭先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で「ラフ・コリー」「ダルメシアン」「ブービエ・デ・フランダース」「ビーグル」として投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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