来客のチャイム音に吠える愛犬を静かにさせるために、フードをばらまいて気をそらす定番のしつけ。
手軽にできるので取り入れている人も多いかと思いますが、うまくいかないという声も。今回は、そんな「フードのばらまき」のしつけをうまくいかせるコツについて、しつけのプロからのアドバイスをご紹介します。
撮影/殿村忠弘
「フードのばらまき」をうまくいかせる5つのコツ
うまくいかないのは、やり方がちょっとだけ違うからかも!
チャイムが鳴った瞬間にフードをばらまいて愛犬の吠えをおさえるしつけは、一見簡単そうですが、フードの量やばらまき方にちょっとしたコツがあります。
うまくいっていない飼い主さんは、下記に5つのコツを参考に、やり方を変えてみましょう!
コツ1)フードを広範囲にばらいてみよう!
フードをばらまく範囲が狭すぎると、すぐに食べ終わってしまうのでNG。フードは広範囲にばらまき、愛犬の食べる時間をなるべく長くしましょう。また、犬はニオイをかぎながら何かを探すことで落ち着きが出てきて、吠えにくくなるので、そういった意味でも広範囲にばらまくことは有効ですよ!
コツ2)フードは多めに! 20~30粒ほど使ってみて!
ばらまくフードが少なすぎると、すぐに食べ終わってしまい、再び吠え始めてしまいます。最低でも20~30粒ほどと多めにばらまくと、飼い主さんが来客対応の間、フードに集中してくれます。フードを与えすぎないよう、チャイム吠えの対応で使ったフードは、1日分のフードから差し引くことをお忘れなく!
コツ3)玄関から離れた方向にばらまいてみよう!
フードを玄関に近い方向にばらまいてしまうと、玄関で飼い主さんが対応している声などが気になって、より吠えやすくなることが! フードは部屋の中で玄関から遠い方向にばらまくように意識しましょう。
コツ4)飼い主さんはあわてずに対応してみよう!
フードをばらまいたあとに「急いで出なきゃ!」と玄関まで小走りするなど、飼い主さんがあわててしまうと、愛犬もその様子につられて興奮し、吠えやすくなることがあります。玄関まではゆっくり歩くなどして、なるべく落ち着いて対応するように心がけてみて!
コツ5)「静かにね!」などと声を出さずに対応を
フードをばらまいたあとにあせった声で「静かにね!」などと声をかけていませんか? 愛犬は飼い主さんがチャイム音に反応して声を出していると勘違いし、同調して吠えることがあります。フードは黙ってばらまきましょう。
コツを取り入れたらきっとうまくいくはず!
いかがでしたか? 今まであきらめていた飼い主さんも、今回ご紹介したコツを参考にして、愛犬のチャイム吠えの対策をしてみてくださいね。
参考/いぬのきもち21年7月号「5大問題行動の“定番しつけ”を見直し!」(監修:英国APDT認定ペットドッグトレーナー 藤本聖香先生)
イラスト/Yu Tokumaru
撮影/殿村忠博
文/melanie