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愛犬の肉球が「イソギンチャクのようになる」のはどうして?老化と角化亢進について獣医師に聞いた
そもそも、愛犬の肉球が「イソギンチャクのようになる」という表現はどういう状態なのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を聞きました。
肉球が「イソギンチャクのようになる」とはどんな状態?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「飼い主さんから、肉球が『イソギンチャクのようになる』と主訴されるものとして、肉球の皮膚の一番外側である角質層が分厚くなる角化亢進という状態であることが考えられます。犬の皮膚の角化亢進は、高齢になると多くなるものです。
実際は、犬の肉球がイソギンチャクにはなりませんが面白い表現ですね。」
肉球が「イソギンチャクのようになる」原因
獣医師:
「角化亢進は、皮膚が固い場所で角質が伸びた結果『イソギンチャクのように』にひび割れやすいのでしょう。
足裏だけでなく鼻も同じようになることがありますが、肉球ほどにはならないかと思います。」
角化亢進は特に害があるわけではない
獣医師:
「基本的に特に害はありません。歩き方に影響しないのであればそのままで様子をみますが、保湿をしたり、短くカットすることもあります。
ただし、根こそぎカットして綺麗にしようとすると出血が起こりますので、動物病院で処置を受けてください。愛犬が気にしているのであれば動物病院を受診しましょう。」
愛犬の肉球の異変に気が付くためにも、日頃から足裏をチェックする習慣が大切ですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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