愛犬の反応がそっけなくてさみしい……と思っている飼い主さんはいませんか? そのそっけない態度、実は愛犬の“ツンデレサイン”かもしれません。
愛犬のそっけない態度が“ツンデレサイン”かどうか、確認してみましょう。
声をかけたときの“ツンデレサイン”
振り向かず、耳だけをこちらに向ける
散歩中や食事中など、犬が集中しているときに声をかけると、振り向かずに耳だけを飼い主さんのほうへ動のすは“ツンデレサイン”です。
これは「聞こえていますよ!」というサインで、飼い主さんなら「大きく反応しなくてもわかるよね?」と信頼しているからこそ見せるしぐさといえるでしょう。
動かずしっぽをひと振りする
声をかけても動かず、しっぽをひと振りして答える犬も。これは、飼い主さんと気のおけない間だからこそできる反応で、まさに“ツンデレサイン”といえます。
声をかけたときに控えめな反応でも、「聞こえてますよ」のサインを見せてくれるのは、飼い主さんとの信頼関係が築けているということです。必要なときに呼び戻せるのであれば、愛犬のペースで見守ってあげましょう。
帰宅したときの“ツンデレサイン”
その場から動かない
帰宅してすぐに愛犬が来てくれないと、「嫌われているの?」という気持ちになりますが、これは、しばらくしたら一緒に遊べるなど、より楽しい時間が待っていることを理解しているから。落ち着いて出迎えてくれている、“ツンデレサイン”といえるでしょう。
愛犬は「ハイテンションになるのは今ではない」と理解しているので、帰宅後は早めに用事を済ませ、待ってくれていたことを感謝しながら、遊びや散歩の時間を一緒に楽しみましょう。
スキンシップのときの“ツンデレサイン”
抱っこをすると体勢を直す
愛犬を抱っこしたときに、もぞもぞと動くことはありませんか?「抱っこされるのが落ち着かないのかな……」と不安になりますが、この動きはもっと抱かれやすい体勢をとるために愛犬が姿勢を直す行動、つまり“ツンデレサイン”なのです。
「しばらく抱っこされていたい」という気持ちのあらわれなので、抱っこしたままやさしく声をかけて安心させてあげましょう。
遊んでいるときの“ツンデレサイン”
遊んでいるときにうなる
犬は怒っているときにもうなるため、愛犬がうなるとネガティブにとらえがちですが、遊んでいる最中のうなり声は、「とっても楽しい!」という“ツンデレサイン”です。
これは、思わずうなり声がもれてしまうほど楽しいということですが、うなり声は興奮しすぎの前兆でもあります。興奮しすぎると犬自身がコントロールできなくなってしまうので、「フセ」などの指示で一度クールダウンさせましょう。
愛犬の行動に当てはまるものはありましたか? 愛犬の“ツンデレサイン”を見逃さず、しっかりと応えてあげたいですね。
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『もっと仲良くなれる“お返事のしかた”つき 愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので、予めご了承ください。