愛犬の大好きサインとは、愛犬がうれしいときや楽しいときに飼い主さんに対して「大好き」という気持ちを伝える行動やしぐさです。愛犬の大好きサインに気づいたら、こちらの大好きという気持ちも伝えられるようにしましょう。
視線が合ったときに見つめ返してくれる
犬は相手と視線を合わせるのが苦手な動物ですが、大好きな飼い主さんと視線が合うというのはうれしいことになります。また、期待が高まると思わず見つめ返してくれることも。飼い主さんが見つめすぎると緊張してしまうので、2~3秒ほどアイコンタクトをしてあげましょう。
飼い主さんと偶然視線が合うともっと嬉しくなるので、顔は愛犬の方に向けたまま別の場所を見て、愛犬がこちらを見ているなと感じたときに、偶然を装って視線を合わせてみてくださいね。
ひざの上に乗ってくれる
大好きな飼い主さんのぬくもりが感じられるひざの上は、注目を浴びることができ、甘えることもできる、絶好の居場所になります。愛犬が甘えん坊の場合は、飼い主さんが腰を下ろすタイミングを待ち構えているかもしれません。
愛犬の大好きサインはうれしいですが、ひざの上にずっといさせるのが難しいときは、「下りて」と指示をして、飼い主さんのペースでスキンシップをとるようにしましょう。
そばでくっついてくれる
犬が群れで生活をしていたころは、仲間同士で身を寄せ合って過ごしていました。その名残から、信頼している相手とくっつくというのは、犬にとって安心に繋がります。大好きな飼い主さんに身をゆだねている時間は幸せな時間なのです。
また、野生の犬の場合は、ほら穴などで母犬にくっついて寝ていたため、母犬に守られている感覚で、飼い主さんにくっつくと安心して眠ってしまうこともあります。
しかし、愛犬が飼い主さんとずっといっしょにいないと不安な状態になってしまうのはあまりよくありません。そうなる前に、「マッテ」の指示でその場を離れ、犬だけでも安心して待てるようにしましょう。
寝るときに無防備な姿になる
急所であるお腹を見せ、すぐに立ち上がることができない体勢で寝ているというのは、いっさい警戒をしていない寝姿。大好きな飼い主さんが守ってくれるという安心感からこの姿でぐっすりと眠っているのです。
飼い主さんのそばで食べる
食べるのに時間がかかるものを飼い主さんのそばで食べ始めるというのは、その場所が安心だと感じているサイン。食べているものを取られる心配がないと、飼い主さんのことを信用しているのです。
愛犬がみせるしぐさのなかに、ふだんしているものはありましたか? 愛犬の大好きサインに気づいたら、見逃さずにしっかりとキャッチして信頼関係を高めていきましょう。
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『もっと仲良くなれる“お返事のしかた”つき 愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので、予めご了承ください。