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北海道、秋田、柴など「日本犬」を飼う上で注意したいことは? 獣医師が解説
この記事では、「日本犬」を飼ううえで飼い主さんが注意したいことについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
「日本犬」が注意すべき病気は?
「最近のデータでは、日本犬が認知症になりやすいということはない、という見解が出てきています。どの犬種も認知症になりますし、診察をしていても高齢になればどの犬も認知症になる可能性があると感じます。
ただ、大型犬は小型犬よりも寿命が短く、認知症とハッキリわかるまでの状況にはなることは少ないように思います」
「日本犬の種類は、昔ほどではないですが神経質であることが多いです。そうなると、苦手なもの、怖いものを察知しやすく、トラウマになるほど内に気持ちを抱えやすいです。怖いものが多いほど日頃から神経が過敏になるので、心のケアが必要になるコが多くなります。
また、日本犬の種類は、自由にかけまわることでストレスを発散しやすいと思います。それが現在では、十分に機会が与えられない環境であることが多く、これもストレスがたまりやすいです。
楽しくないことが多すぎると脳は過剰に働き、脳にゴミがたまりやすく、認知症になりやすいと思います」
「そうですね。散歩などの楽しいことが多いと脳は活性化し、認知症予防にもなるといわれています」
日本犬の飼い主さんが日頃から心がけたいことは?
「日本犬はしつけが難しいことも多いので、専門家の指導の下でトレーニングをし、一緒に楽しめるものを増やしていけるとよいと思います。
怖いものがなるべく少ないほうが、脳は疲れないで楽しいです。散歩やドッグランで、しっかり外の環境にも触れられるようにしましょう。
愛犬を触れないほどスキンシップが難しいようだと、いざ治療や検査をしたくてもできないこともでてくるので、日頃からトレーニングすることは病気の予防にもつながります」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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